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「デジタルコミュニケーション」について考えてみた〜メリットや活用法、リアルコミュニケーションとの関係性を解説〜
皆さん、こんにちは。
インターネットやスマートフォンの普及によって、私たちのコミュニケーションの在り方は大きく変化した。更に、パンデミックによって非対面のコミュニケーションの必要性が急激に高まった。
少し視点を変えてみると、私たちの消費行動もデジタルが中心に移行しつつある。ネットショッピングをはじめ、最近では行政関係の手続きもオンラインでできる時代だ。デジタルツールは、日々、進化を続けている。
今回の記事は、ポストコロナにおいてもますます重要になるであろう「デジタルコミュニケーション」について、そのメリットや活用法についてまとめた。社内外におけるコミュニケーションの在り方にも触れる。
「デジタルコミュニケーション」とは
デジタルコミュニケーションとは、コンピューターやインターネットを利用する情報通信技術の総称。コンピューターやインターネットを利用して情報を収集・処理・分析を行い、発信すること
一般的に「企業と顧客」の関係性において使用されることが多い言葉だが、私たちの日常で考えてみれば、「友達や家族」「上司や部下」とのコミュニケーションにおいても、デジタルツールは急速に普及している。
メッセンジャーアプリの代表格「LINE」では、チャット形式で素早くコミュニケーションが取れる上に、電話などの機能まで搭載されている。最近では電話番号を聞くよりもLINEのアカウントを教える機会が私も多い。
一方で、このようなデジタルツールを使いこなすためには、パソコンやスマートフォンは必要不可欠であり、また、インターネット環境が整っていることが前提になる。故に、情報格差の拡大というジレンマが付き纏う。
特に、デジタルツールにおける「世代間ギャップ」は大きな社会問題になりつつある。アプリ内でのメッセージの書き方やスタンプの使い方など、世代による特徴もバラバラ。特に20代以下と40代以降には、かなり大きな隔たりを感じる。
デジタルツールには後術する様々なメリットがあるが、その当たり前が大きな隔たりを生んでしまう可能性があることを理解した上で状況に応じた適切な活用が求められている。
「デジタルコミュニケーション」のメリット
デジタルコミュニケーションが私たちの生活にもたらすメリットはとてつもなく大きい。まずは、なんといっても「スピード」ではないだろうか。これまで要していた時間的なコストを削減して消費行動やコミュニケーションが取れることは、人生の豊かさにおける確実な貢献だ。
物理的な距離の問題を解決できることも大きい。都市部と地方部との格差是正や日本と世界の距離感を減らすなど面では、多くの人がメリット感じていることだろう。当然ながら物流やテクノロジーの発展も同時にあってのことではあるが、人類が豊かに生きるためにデジタルコミュニケーションの進化はますます必要になる。
そして、これは個人的な見解だが最大のメリットは「情報の蓄積と可視化」だと考えている。これまでに見えていなかった暗黙知が可視化され、判断に必要な情報が確実に増えた。スピードや距離のみをメリットだと感じている人は、デジタルコミュニケーションの最大の魅力を見落としている。
ディタルコミュニケーションは、その活用において導入で苦戦するケースがとても多い。確かにこれまでのアナログな対応に比べれば、幾分か手間のかかることをあるかもしれない。しかし、情報の蓄積と可視化の観点も含め総合的に考えると、使わなければ手間以上の膨大な労力を割くことになる。
「デジタルコミュニケーション」を活用するために
では実際に、どのようにデジタルコミュニケーションを活用するか。まずはじめに、それぞれサービスの特性を理解しておくことが必要になる。もっと分かりやすく言えば、「素早くコミュニケーションをとるため」「細かな情報を蓄積して分析するため」など、こちら側の使用目的を明確にするということだ。
たとえば、メッセンジャーアプリでも「感情表現に優れたアプリ」と「検索機能に優れたアプリ」がある。これは、私たちの使用目的を明確にすることによって使い分けることができるだろう。ほとんどのデジタルツールにおいて同じことが言えるのだが、リモコンと一緒で、実は使いこなせていない機能が多い。
会社などの大きな組織のおけるデジタルツールの導入は、コロコロ変えられるような気軽な選択ではない。だからこそ、慎重な選択をするためにも理解が必要だ。
「デジタルコミュニケーション」の活用法
ここからは、私がオススメするデジタルコミュニケーションの活用法を伝えたい。まず、大前提として、現代は無料でも十分なコミュニケーションが可能であるということを知ってほしい。
たとえば「google」というサービスがあるが、これはメールだけでなく、資料などの共同編集やビデオ通話など多くの機能が搭載されている。それぞれの機能ごとにスペックを比較すれば優れたサービスもあるだろうが、デジタルコミュニケーションの真髄は、使用者の多さとサービスの連動性にある。
使用者が多い(データ量が多い)ほど、最近ではAIツールなどの普及でより効率的な使用が実現されている。もっと端的に言えば、不要なサービスが削減されてシンプルになっている。
さらに、多角的に情報を得るためにはいくつかのサービスを同時に利用することはもはや不可欠であり、API連携などで他のサービスとの連携が可能かどうかの視点も、活用する上では見逃せない視点だ。
Business Intelligence(BI)との連携
ただ、どうしても無料の限界を感じる人は多いだろう。おそらく大半の理由は「情報の整理・分析」という観点ではないだろうか。しかしこれは、整理や分析を専用とする「Business Intelligence Tool(BIツール)」の活用で解決が可能だ。
デジタルコミュニケーションも、シームレスなサービスとBIツールを連動させることで、コスト抑えつつ、さらにはデジタルの魅力を最大限に活かすことができる。BIツールも様々なジャンルに適応したサービスが展開されているので、興味のある人は下記を見ていただきたい。
リアルを際立たせるためのデジタル
ここまでデジタルコミュニケーションのメリットや活用法をお伝えしてきたが、どうしても伝えておきたいことがある。それは、デジタルにも限界があり、リアルとの共存があってこそ最大の活用ができるということだ。
最近では、デジタルコミュニケーションが発展するあまり、大事な感謝や謝罪すらオンラインやメッセージで済ませてしまう人がいる。たしかに、相手に不要な時間を要させるよりは良いという観点もあるかもしれない。
しかし、日本文化の象徴でもある「侘び寂び」はデジタルでは伝えづらく、些細な思いやりは、やはりリアルに勝ることはできない。だからこそ、デジタルコミュニケーションはリアルなコミュニケーションを際立たせるためのツールでもあるということを忘れてはいけない。
これも「使い分け」だと思うが、今後はますます状況に応じた適切な選択を求められることだろう。その場その場において何が最も求められているかを適切に判断できるの能力が、これからのリーダーには欠かせない。
人事領域のデジタル
私が代表を務めているハピオブの専門でもある人事・キャリア領域でも、デジタルコミュニケーションの重要性はどんどん高まっている。採用などの求職者とのコミュニケーションも、デジタルツールが進化したことで濃い関わりを作ることができ、そのために「担当者の関わりの強さ」が企業選択の一因にもなっている。
また、「働き方改革」という観点においてもデジタルコミュニケーションの活用は重要な観点だ。弊社では、そのような課題感を担当者や当事者間でも共有しながら相談し合える「SmartlabTOYAMA(スマラボとやま)」というコミュニティを運営している(こちらは富山県からの運営委託であり、富山県内の企業を対象にしたコミュニティ)
こちらのコミュニティでも「Slack」というコミュニケーションツールを使いながら、メンバーの皆さんとやりとりをしており、今後はその良さをさらに活かしながら、密度の濃いコミュニティを形成していきたい。参加希望者はぜひ下記からどうぞ。
おかげさまで、「思考の整理シリーズ」も7件目の記事となった。すでに書いた記事には多くのいいねをいただき、感謝しかない。このシリーズを始めたからフォロしてくださる方も一気に増えた。
まだまだ試行錯誤な部分も多いが、日常の課題を私なりの観点で整理しながら、今後も定期的に情報を届けていきたい。Twitterも定期的に更新しているので、良かったらぜひ。