道をあゆむ 2 人のため
人の為と書いていつわりと読むんだねえ
この相田みつをの言葉をどう受け取りますか。
人のためにすることもウソなんだ、人のためなんか偽善なんだ、ととる人もいるかもしれないでしょう。
しかし、この言葉を初めて見たとき、私は少し違和感を覚えました。こんな言葉面だけの解釈でいいのだろうか、と。
いつわるの語源
そもそも、「いつわり」ってどういう意味なんでしょう。
「いつわる」の語源はいくつかありますが、その中に「何時張る」という説があります。
「張る」は「現れる」という意味であり、「いつわる」は「いつになったら現れるの?」ということで、そこから、反語的に「いつになっても現れない、つまり、嘘である」ということらしいです。
この語源を知ったときに思い浮かべたのは、「何時張る」は現代で訳すと「いつやるの??」ではないかということです。
となれば、その後は反語的に「いつまでもできない」ではなく、
「今でしょ!!」
が続くべきではないのでしょうか。
人のためにすぐ動く。
人をたすけたら我が身たすかる
また、「いつわる」は、「誕る」とも書くことができます。
今すぐ人のために動けば、何かが生まれるかもしれないのです。
「情けは人のためならず」とも言います。
人のために今すぐ動けば、自分にとっていいことも生まれてきます。
偽善と呼ばれようが誰かのためにすぐに動けることが幸せを掴む一歩なのです。
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