人生上手くいってない人の方がなぜか幸せそう。
僕は現在大学を休学して、川崎にある飲食店の店長をしています。
人は自分と似たような境遇の人を引き寄せる法則があるのかどうか知りませんが僕が大学を休学した途端、僕と同じように大学を休学して何かに挑戦している人と関わる機会が増えました。
飲食店の店長をする人、youtuberをする人、長期インターンに行こうとする人など休学をする理由は本当に人によって様々です。
中でも昨年は留学しようとしていた人にとっては最悪な一年だったと思います。
私にも休学したものの一度も海外に行くことができなかった大学の友人がいました。
海外に行きたいから休学という道を選択したのに、突如世間に猛威を振るい始めた新型コロナウイルスの影響で海外どころか自分の家から出ることすらも難しいご時世になってしまいました。
大学を休学して海外に行くと決めていた僕の友人はその為にお金を長い間頑張って貯めていたのに、突如、閉ざされた進路にどうしたら良いか頭を抱えていました。
大学の休学は大学始まってから約2ヶ月の間であれば休学という選択を変更することができます。
しかし、僕たちは新型コロナウイルスの影響を甘く見ていました。
100年近くの間、外出することができないという経験を僕たちは体験したことがありません。
専門家ならまだしも、素人からしたら初めての緊急事態宣言が発令されてからまた一年後の今日も緊急事態宣言が発令されているなんて信じられないと思います。
それほど、長い間コロナの影響が続くと思っていなかった友人はコロナの影響が弱まることを期待して休学の道を取り消しませんでした。
結果は皆さんもお分かりの通り、彼は休学を1年間したものの一度も海外に行くことはできませんでした。
彼とは同じ大学なので共通の知り合いがいました。
そんな共通の知り合いと彼についての話題になる時には決まって笑い者にされています。
なぜなら、彼は海外に行くことができずに1年間ただひたすらアルバイトをしていただけだったからです。
周りが就職活動を頑張っている中で、彼は就職活動をせずただひたすらにアルバイトをしていただけの1年間だったからです。
確かに、側から見たら現実逃避をしているようにしか見えません。
半年経って海外には今年行くことができないと薄々と気付いた時点で彼は行動するべきだったのかもしれません。
それでも、彼は海外に行ける時を信じてアルバイトをし続けました。
そしてもうすぐ一年が経とうとし、休学期間が終了します。
海外に行くことができなかった彼と一緒に復学の手続きをしようという話になり、久しぶりに話す機会がありました。
僕は勝手にやりたいことが叶わなかった彼はネガティブな感情になっていると思っていました。
『コロナがなかったら、、、、』
と一回ぐらいは思うように行かなかった1年間への不満が溢れるかと思っていたのに彼の口からでた言葉はむしろ逆で
『コロナのおかげで学生生活もう一年長くできるわ』
とすごい前向きで明るい言葉を発したのです。
この発言にはものすごく驚かれました。
むしろ、1年間僕も休学した身だから分かりますが大学に4年間きちんと通い、順当に就職活動をしている僕の同世代の人の方がネガティブな言葉を発していました。
『まじ、働きなくないわぁ』
『オンライン授業なら授業料返せよ』
『コロナ、まじ迷惑』
と側から見たら人生上手くいっている彼らの方が現実に対してネガティブな発言をしていました。
なぜ、一見上手くいってそうな王道の大学生の方がネガティブな発言をするのか?
それは彼らのの進路の選択に『自分の意思』が込められていないからです。
自分がしたいからした休学した彼と、周りがしているからとりあえず就職した彼らでは自己肯定感が異なります。
『自分で決めた道だからしょうがない』と自分の進路が上手く行かなくても前向きに捉えれる人と
『コロナのせいで人生上手くいかなった』と自分の現状を何かのせいに言い訳にする人ではどちらが幸福度が高いか一目瞭然だと思います。
どんなに人生が上手くいってなかったとしてもその道が自分の意思で選ばれたとしたら『幸せ』になれると僕は考えています。
皆さんはその選択に自分の意志はありますか?
サポートはいらないです!!多分、僕より良い記事を書いたり、挑戦している人は他にもいっぱいいるので!