【yenta 日記】 #35 ビジネスをデザインする <シカタ株式会社 永田さん>
永田さんとはほんとにあっという間の一時間を @プラスアワーズ新宿 でお話ししました。
インテリアのプロフェッショナル
永田さんのキャリアは飲食店向けのインテリア家具のビジネスから始まられたそうです。営業をやられた時期が長く、インテリア以外の食器をやられた時期もあったそうです。
その中で、本当に売るために何が必要か。それは、自社のお客様に売るまでではなく、その先のエクスペリエンスが大事と気づかれたそうです。
自社から買ってもらっても売れていない。
ある時期に流通のお仕事をされている際に、自社製品をお客様に買ってもらってもその先が売れないといけない。
自社 → お客様 → エンドユーザー
でも、そこにはさらに何人も絡む人がいる
自社 → お客様の購買担当 → お客様の販売員 → エンドユーザー
一度、お客様に売れたとしてもエンドユーザーに売れないと次は売れない。つまり、一番大事なのは最後が売れること。エンドユーザーが買ってくれるなら、お客様は当然買ってくれる。
じゃあ、どうやったら買ってくれるのか?!
お客様の販売員が売りやすくするには?!
そんなながれから、エンドユーザーに直接接する人が売りやすくするために、流通担当でありながら、お客様の販売員のための情報を集め提供したりトレーニングを開始したそうです。
そうすると当然売れるので、買ってくれる。そんな良い循環が生まれたそうです。その中では、売り方のマニュアルを創ったり、モチベーションを上げるための取り組みをやっていったそうです。継続的に続けるには仕組みが必要であると感じたそうです。
ビジネスをデザインする
形のないものを形にし、それを続けていく。永田さんのやられていたことはそんなことだったと思います。それは今、ビジネスをデザインし、それを運用に落とし込んでいく仕組みづくりに続いています。
そして、それこそが企業のブランドそのものになっていくとお話になっていました。
ブランドは形がないものの、企業の社員が一定の行動を続けることでできるものです。広告や露出を増やすことはブランドを作るというよりは見えるようにしているだけで、まずは自社が何を提供しようとしているのかを徹底的に決めて、それに基づいた行動をデザインする。それこそが実はビジネスデザイン・ブランドデザインなのかもしれません。
yenta を使うのは?
そんな永田さんが yenta を使うのは、これまでの営業をしてもモノは売れなくなるから。すでにつながって信頼されている人が困ったときに思い出す存在になるのがこれからは必要だと考えられているそうです。
そんな永田さんにビジネス設計のご相談などある方は是非お知らせください。