ゴミ屋敷を阻止する法
ゴミ屋敷と私
以前どこかで、私もゴミ屋敷人間であると書いた。
実際、私はプチゴミ屋敷男であった。
プチというのは謙譲である。
YouTubeのお掃除動画で出てくるような強者にはなれなかった。
だからプチである。
原因
なんでゴミを溜めてしまったかというと、捨てる機会がなかったのだ。
当時、私の住んでいるアパートはゴミを入れておけるボックスがなかった。
朝、近所の人と同じように収集所に捨てなければならない。
その朝というのがネックだった。
当時の私は13:00から始業の仕事についていた。
そのため起きるのはいつも11:00過ぎだ。
当然、起きたときにはゴミは回収され済である。
夜も遅かった。
家に帰るのが0時過ぎで、寝るのは3時とか4時だった。
朝に起きれるわけがないのだった。
夜、隠密的にゴミを出してしまうことも考えた。
が、私は小心者で、こわい監視おじさん的な人に怒られてしまうのではないかとビビってしまい、そんな大それたことはできなかった。
超人的な努力と、神の恩寵的奇跡のあわせ技で、2~3ヶ月に一回ぐらいゴミ捨てに成功することがある。
そういうときは規定いっぱいの3袋までゴミを出す(一度に4袋以上は出してはいけないと、収集場のプレートに書いてあった)。
年に数回のゴミ捨て、それが我がゴミ戦線の生命線であった。
抵抗
とにかくゴミを減らさなければならない。
私は決意した。
それで手始めに、家の中でものを食べないことにした。
すべて外食で済ませる。
あるいはコンビニで買い、駐車場で食べて、捨ててから帰宅する。
スーパーでものを買ってはいけない。
スーパーにはゴミ箱がないからだ。
とはいえ家にいたら喉が渇く。
これは罠である。
空き缶やペットボトルはすぐに繁殖するのだ。
ゴミ屋敷の動画を見てほしい。
ほとんどのゴミがペットボトルなどの飲み物ガラなのだ。
そこで水道水を飲むことにした。
家では水道水しか飲まない。
私はコーラが好きだ。
コーラ欲で、いてもたってもいられなくなるときがある。
そういうときはやはり外に行って外で飲む。
飲み物はリサイクル箱がいたるところに設置されている。
外に出さえすればすぐに空き殻を処理できる。
ちゃんと捨ててから帰る。
お兄さんとの約束だ。
結末
それでも徐々にゴミは蓄積し、最終的には業者の方のお力を借りることになった。
引越し前にゴミを回収していただいた。
たしか5万円位かかったと思う。
本や雑誌のたぐいも部屋のゴミ屋敷化を加速させる。
しかもこういうのはちゃんとリサイクルの日に出さないと持っていってもらえない。
厄介だ。
カーチャンが掃除に来てくれていた頃は人知れず本を何処かにやってくれていた。
しかしそのカーチャンももういない。
正確に言うと、彼女ができたときに困るから来てくれるなとお願いして、掃除しに来るのをやめさせたのだ。
見栄を張るんじゃなかったとあとから後悔した。
自分で書いててしみじみ思うのだが、こいつマジでクソ野郎だな。
まとめ
上記のことから、ある種の戦訓が得られると思う。
ゴミ回収ボックスが設置された家に住む
家の中で飯を食わない
水道水しか飲まない
趣味や推し活は我慢する
可能ならば助けてもらう
これである。
特に水道水作戦はかなり強力である。
空き缶・ペットボトルを制するものはゴミを制すると、古事記にも書いてある。
また自分の場合、Amazonでいらんものを買ってしまうという問題があった。
だからAmazonのアプリを消すとか、Amazonと検索したら腕立てふせを30回やらないといけないとか、とにかくAmazonペナルティを設けて、Amazonを遠ざけたほうがいいと思う。
しかしながら最も有効な戦略は、
転職する
だと思う。
自分は転職したら生活が正常化して、ゴミを溜めずに済むようになった。
ゴミを溜めながらでないと生きられない仕事はリズムが合っていないというか、その人とミスマッチを起こしている可能性がある。
逆に考えれば今、とほうもない激務のせいで家がゴミ屋敷になっている人は何も悪くない。
己を卑下することはない。
忙しいのが悪いのだ。
まあ激務以外にもいろいろな理由があって、人は部屋をゴミ屋敷にしてしまうのだろうが、どんなにやばいゴミ屋敷も、片付けトントンやゴミ屋敷パートナーズやイーブイ片付けチャンネルに頼めばさっぱり片付けてもらえるのである。
今ゴミ屋敷にお住まいの方がいたら、決して絶望せず、少しでも明るく生きていてもらいたいと思う。
追記
いいつぶやきを見つけました
べつにADHDじゃなくても大切なことだと思います