アイス好きの総本山は夏目漱石だった
夏目漱石の「虞美人草」を読んでいたら、博覧会でアイスクリームを食ったという人が出てきた。
「彼岸過迄」かなにかでもアイスを食っていたと思う。
100年前にはもう、アイスを食べることができたのだなぁ。
感慨深い。
それはそうと、ちょっとアイスを登場させ過ぎではないか、夏目先生。
きっとアイス好きに違いない。
「夏目漱石 アイス」と検索したところ、夏目漱石のアイス好きは有名みたいだ。
なんと家の庭にアイスクリーム製造機が設置されていたという。
偉人はスケールがでかい。
私も立派になって、庭にアイスクリーム製造機を持ちたいものだ。
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虞美人草のAudibleは無体である。
あらすじにオチまで書いてあるのだから。
反省してほしい。
それはそうと便乗商法で虞美人草ドレスなるものが発明されたと書いてある。
なんなんだ、虞美人草ドレス。
そんなもの、本当にあるのだろうか。
検索しても闇夜の虞美人草とかいうロリータ・ファッションしか出てこない。
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バリバリに気合いの入った風景描写と、イライラさせる人のイライラさせる感じがリアリティたっぷりだったおかげで、虞美人草は楽しかった。
そしてヒロインの藤尾さんは人気出ざるをえない。
もっと高笑いしてほしかったし、もっと長生きして、年寄りの金持ちを金づるにしつつ、若いツバメと遊んだりしてほしかった。
「我の女」はしぶとくあれ。
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勉強になりました
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