「皆勤賞の廃止」の賛否について考えてみる
先日、近くを散歩をしていると、
半袖短パンで走り回る子供を見かけました。
私が小学生くらいだったころは、年中半袖という子供がクラスに数人いました。最近ではあまり見かけなくなり、もう絶滅してしまったかと思っていましたが、、ちょっとホッコリしました。
そんな元気に走り回る子供をみながら、
ふと頭をよぎったことがあります。
それが掲題の「皆勤賞の廃止」です。
数年くらい前から、
様々な事情を配慮して無理して学校に行かせないようにするため、
休むことは罪悪ではないと伝えるために、皆勤賞を廃止する学校が増えてきており、この2年間の感染症の影響もあり、その傾向はますます加速しています。
「休むことは罪悪ではない」
この考え方については、私も大賛成です。
これは学生であっても、社会人であっても、必要な時には休めばいいし、必要な休みを取得したことに対して、つべこべ言ったり言われたりすることは無いと考えています。
皆勤賞というアワードの為だけに、体調が悪かったり、何かしらの大切な事情があるにも関わらず、学校に行ったとしても、得られることなんて限られています。
と、ここまで書いておいて、手の平を返すようなのですが、
別に皆勤賞を廃止にしなくたっていいじゃん とも思うのです。
本来 皆勤賞というのは、
1年間健康を維持し、遅刻や早退をせず学校に通えたこと、すなわち自己管理がしっかり出来たことや、その健全な心身を称える賞だったのです。
1年間、風邪一つひかずにコンディションを維持することは、大人でも難しいことなので、それが出来た子供を称えてあげても何も悪いことはないと思うのです。
ただ、調子が悪いのに「欠席はだめだ」と一括りに指導してしまうスタンスが悪かったわけで、休むことの重要性さえ、しっかりと伝えて理解を深められていれば「行く・行かない」の選択肢を持たせられるハズなのです。
#根性論一辺倒は廃止した方がいい
どうにも、やることが極端・・・というか本質はそこじゃないだろうに と違和感を感じる今日この頃です。
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ちなみに、
私は過去に皆勤賞を取ったことがあります。
しかも1年だけではなくて、幼稚園(2年間)・小学校(5年間)・中学(3年間)・高校(3年間)と、延べ13年間にわたって、皆勤賞ホルダーでした。
ただ、私の皆勤賞は、
コンディションを維持できた結果のものではなく、風邪を引こうが、多少の熱があろうが、ただ毎日決まった時間に学校に行った結果でした。
これは親の教育方針もあったでしょうし、
「休まなければ賞をもらえる」という、私の欲深さの表れかもしません。
そんな自称 Mr.皆勤賞 の私から、13年も皆勤を取ったこと踏まえて、少しだけメッセージです。
最後にもう一言追加するならば、
皆勤賞は多くの人にとって、狙える賞だったりします。
その賞自体を持っていることに大きな意味はないのかもしれないけれど、
子供の頃に何かで受賞する(≒認められる)経験をすること自体は、後々に良い影響をもたらすような気がするんだけどな。
あなたは「皆勤賞の廃止」に賛成ですか?反対ですか?
(追記)
高校まで皆勤を続けた反動か、最も積極的に学ぶべき大学時代は、とことんサボりまくっていました。
#皆勤自慢した意味ねー
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