キャリアの起点はいつですか?
キャリアの始まり とはいつだろうか。
漠然とそんなことを問いかけてみる。
キャリアの始まりと言えば、新卒で会社に入ったタイミングだと答える人が多いのかもしれない。
しかし、本当に会社に入ったところが、キャリアの起点なのだろうか。
就職活動通じて、たどり着いた1社。
世の中に数えきれないほどにある企業の中で、必然か偶然かはわからないけれど、一つの進路として選びとった就職先。
中には「内定が一つしか出なかったから、自分で選んだわけではない」と考える人もいるかもしれない。希望する企業が内定が出なかったとして、納得がいくまで(もう1年かけて)就職活動を続けるという選択肢もあったはずだ。実際にそうしている人もいる。
そういう意味では、自分で選んだのである。
そして「選ぶ」という意思決定をした背景には、自分なりの判断や価値の基準があったはずである。
それは学生時代に学んだことかもしれないし、幼い頃から親に言われていたことかもしれない。
いずれにせよ、あなたが培ってきた何かしらの基準によって、進路に関する意思決定を下したことになる。実際に正社員として働き始めたのが新卒の4月だったとしても、そこにいたる道筋の起点は、もっと過去にあったわけだから、キャリアの起点はその価値基準が形成されたタイミングと捉えることも出来る。
最近では、キャリア教育の重要性が高まっており、中高生や小学生にまで授業の中でキャリアを考える時間が設けられていることもある。
何も「キャリア」と限定した枠の中じゃなくても、日々の出来事や経験、人との関わりの中で、あなたの価値観や思考は形成され、将来のキャリア選択に少なからず影響を与えている。
先々のキャリアを考える際に、
キャリアの棚卸とか、自己分析をすることがある。同じように自分のキャリアの起点を見つける思考の旅に出てみるのも、時には必要なプロセスなのかもしれない。
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