成功と失敗をどのように定義するか
日本代表のW杯、終わってしまいましたね。
サッカーにそこまで詳しくない私も、今大会の日本代表の活躍に心躍らせながら楽しませて頂きました。
#ありがとう日本代表 、お疲れ様でした
それにしても、PK戦のキッカーの順番って、蹴りたい人が立候補するという決め方だったのですね。衝撃。
日本のサッカー界の歴史を背負って1番手に名乗りを挙げるって、どんな気持ちだったのでしょうか。
純粋に試合に勝ちたい、日本サッカーの歴史を変えたい、目立ちたい、なんとなく空気的に・・・。その真相は本人にしか分からないことです。
結果として相手GKに止められてしまったことは日本チームにとっては残念ではあったのですが、そもそも何百人といるサッカー選手の中で、代表メンバーに選ばれ、さらにその中の5人で且つ1番手のキッカー。
望んでも得られない挑戦権を手にすることが出来たのは、南野選手がそれだけ素晴らしい選手だという何よりの証拠なのでしょう。
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皆さんは、これまで自分のキャリアにおいてどれだけの失敗をしたことがありますか?またその失敗の大きさはどの程度のものでしたか?
失敗の大きさというのは、チャレンジの大きさだったり、自分が携わっている業務の影響度の大きさだったりします。
では、失敗とは何なのでしょうか。
予定していた通りに物事を進められなかった?
期待していた成果が得られなかった?
ちなみに辞書にはこのように定義されています
では、誰が成功か失敗かを判断するのでしょうか?
例えば、ギネス記録のようなものであれば、判定員がいて成否をジャッジしています。
しかし、キャリアにおける成功か失敗かを判断するのは、他でもない自分自身なのです。
例えば、ビジネスで大きな成功を収め、億万長者になった人がいたとして、世間はその人を「成功者」と呼ぶかもしれません。しかし、その本人が「お金はあるのに一緒に遊べる友達がいない」と悔やんでいれば、そのキャリアは成功とは呼べないのかもしれません。
逆に、次から次に新しい事業チャレンジしてその度に失敗している人がいて、周囲から「負け犬」などと呼ばれていたとしても、その本人が「キャリアを冒険することの楽しさよ」と高らかに笑っていれば、その人にとってのキャリアは成功と言えるでしょう。
成功や失敗を分けるポイントはどこにあるのでしょうか?
キャリアの話になると、私が決まり文句のように使ってしまうフレーズですが、キャリアの成功や失敗を分けるポイントは「人によって異なります」です。
沢山のチャレンジをしたこと自体を成功と捉える人もいれば、周りからたくさん賞賛されることを成功と捉える人もいますし、どちらも”平均”であれば成功と考える人もいます。
対峙なポイントは、自分にとっての成功の定義を、他人の価値観や尺度で決めてしまうのではなく、自分自身の価値観に基づいて全力で判断することです。
また、長い人生というキャリアにおいては、瞬間的に判断を誤ったり、思った通りに物事が進まないということも多々あります。しかし、その都度「失敗してしまった」と嘆くよりは、次に目を向けることも重要です。
過去に経験したとてつもない挫折経験や喪失経験が、十数年経って、自分にとって必要な経験だったと受容出来るようになることがあります。(この辺りの考え方は、U理論などを用いて自己を考察してみるとより深い気づきや理解が得られると思いますが、今回は割愛します)
物事の結果を成功と捉えるのか、失敗と捉えるのかは、何を目標としていたかという視点の他に、長い人生においてどのような意味を持つのかという点で、中長期的に(振り返りながら)判断をアップデートしていくというのも、必要なプロセスです。
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冒頭の話題に戻りますが、もともとサッカーに対してそこまで興味がない私でしたが、今大会においてはグループリーグから、Giant Killingがあり、素人ながら見ていて本当に楽しい大会でした。(W杯自体はまだ終わっていないけど)
これだけ人の心を揺さぶるスポーツの力って本当に偉大だなぁ。
改めて、日本代表の皆さんお疲れ様でした。次の活躍を楽しみにしています。