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「許されない」と一人だけ悪者にして「スルー」は許されない。

  教諭は2年生の担任、授業中に「本当に言葉を知らんな」「スルーしよう」などと発言。母親には「お子さんは注意欠陥多動性障害(ADHD)なので検査を受けるべき」と。

 特異なある一人男性教諭の起こしたイジメ事件と、教諭を一人悪者にして、叩いて一件落着?

 この事件を氷山の一角と思わせる、SNSで男性教師を養護する投稿を見かけました。

教職を定年退職して間もない方の、ご自身の体験談も含めた投稿。
長文でしたので、要約させていただきました。

多分ウソ。

教師が生徒たちに特定の子を無視するように言った、何て酷い教師!

マスコミは大抵嘘つきである…

私に「僕いじめられてる」と言ってきた転校生の話です。
 その子を見て、そうか。と思った。
何となくそういう雰囲気を持ってたので、それは教師ならわかる。

 ただ実際は、その子の方が人に嫌がらせ。
 相手が嫌がって反応すると余計にしつこくて、自分からちょっかいをかける、相手が怒ると自分から壁にぶつかって「やめてよー!」と叫ぶ。
 人のものを取り上げて壊してしまう。
 時には眼鏡などの高価なものもあるので親からクレームが来る。

 やられた側の保護者の訴えを聴き、その子の保護者に事情を伝え、眼鏡などは弁償問題もあり、その子の家へも何度も行かねばならない。
その子は事情で、おばあちゃんに預けられていて、でも救いは、おばあちゃんはいつも「先生いつもすみません」という態度で接してくれていた事。

  やられた子に対して「相手にしないで離れとき」と。
多くの子が被害を受けているので、多くの子に言った。
 やられた子の親も我が子にそう言ってる。
それって、その子を無視しろとみんなに言った事になる。

その子はコミュニケーション障害、だけど「仲間じゃないか、みんなで受け止めよう」なんて綺麗事を言って子供たちにそのような対応を要求するのは、はっきり言って無理。

私は、やられた子達にそのように指導している事もおばあちゃんに包み隠さず伝え、おばあちゃんもそれは仕方がないと納得。

でも、そういう人ばかりではない。
これがもし
「先生が、うちの子を無視しろと言った」
と訴えたら、マスコミはその話を取り上げたかもしれない…
 もしかしてもっと素晴らしい対応があり得たかもしれない。
そこで「お前の対応は百点満点ではないから、お前に非がある」と言われたら誰も教師なんか出来ない…
断言できないが、今回の野洲の事件も、おそらくそのような事ではないか…

どこの学校にも起こりそうな話なのではないでしょうか?

  問題なのは、今の多くの教育現場が
「仲間じゃないか、みんなで受け止めよう」なんて綺麗事『インクルーシブ教育』の正体と思い込んでいること。
そして、その認識のまま『インクルーシブ教育』なんて、できっこないと、匙を投げてしまっている状態ではないかと。

『まぜこぜ』が美化されて言葉だけ独り歩きしています。
 一緒にして掻き回しただけでは水と油は反発して分離してしまう、だったら分けて置けば良い?
 でも、別けたままでは叱られて…
 エマルジョンにするには、それなりの過程が絶対必要なんです。
 勝手には混ざりません。
 
教諭からすれば、 ADHDの検査を勧めたのも『発達障害児』枠へその子を分離する、その方策は合理的な排除。
 国連からアカンと指摘された、今の日本の分離教育です。

 分離教育を辞めなさいとの勧告に「考えていない」と言い切ってしまう大臣、日本の『合理的配慮』は、いつまで経っても絵に描いた餅のままなのかもしれません。

 今回を機に、似たニュースが続く予感。


 イジメ事件の度に不思議に思うのは、SSW(スクールソーシャルワーカー)についての報道を見かけないこと。

SSWは居らんかったんかい?
なにしてんねん。









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