初めて訪れた駅で必ずチェックする事。
5年ほど前の話です。
営業先のある郊外の街へ向かう電車は、人身事故の影響で遅れていました。
到着時間が遅れたのもあって、メインの商談相手が、ボクとのアポを忘れて外出してしまい、新しい商談は仕切り直し、その日の営業は無駄足に。
帰り道、その街の駅は、いつもと同じように見えました。
来た時に、人身事故があったことなんて、すっかり忘れていたんです。
トボトボと改札を抜けようとした時でした。
「IC」と書かれた自動改札、ICカードの入ったパスケースをつけた途端、
バタン!
と、なんとなんと、手前側の方の扉が閉まり ワオッ!と後ずさり。
閉まった扉の先は、ボクの股間の前、ボクの大事なところは、間一髪挟まれずに済みました。
わずかばかり残っていたボクの反射神経に感謝していると、すぐに駅員さんが飛んできました。
ダイヤの乱れで、発車が大幅に遅れていて、構内はさほどでもなさそうなのに、プラットホームは人が溢れた状態、その駅員さんは、入場制限をかけるため、10台ほど並んだ自動改札機全てを出口専用に切替えていたそうで。
で、ボクは、ちょうどタイミング良く? その出口側が閉まる瞬間に 入ろうとしたのです。
本来なら「入場制限します」とアナウンスしながら閉めるけれど、急な事態で人手無く、その駅員さん一人で作業をしていたとのこと。
駅員さんは一生懸命謝ってくれて、構内にも入れてくれたし、帰りの電車はかなり遅れたましたが、こちらの股間は無事だったので、これぐらいの『ついてない出来事』は、不調に終わった営業に比べれば許容範囲。
閉まった自動改札の扉の先端、挟んでいただくには、ちょうどいい隙間がありましたが、さっきのバタン!の勢いで挟まれたら、さすがに痛かったでしょう。
以来、色々な駅の自動改札の扉の幅をチェックするようになりました。
画像は阪急高槻駅(2019年頃)
現在、ボクの知っている、ダントツで一番痛そうな改札機です。