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詰め込み過ぎると、後から息切れする?

私のもとに子育てのご相談に
来られる方の多くは、

「わが子を賢く育てたい」
と考えている親御さんが多く、
中学受験なども視野に入れてます。


そのため、子どもに早い年齢から
勉強を促したりするのですが、

「こんなに勉強させて良いのだろうか…」
という葛藤もあるそうです。


お気持ちはとても良くわかります。


先日も親御さんから
このように言われました。

「あまり詰めて勉強させると、
 息切れして途中で伸びなくなるとも
 言われています。
 そのあたりは、どうでしょうか?」


おっしゃるとおりですね。


ただこれは、
別に早い年齢から勉強することが
悪いわけではありません。


だってこれ、
もう言っちゃってますよね。

『あまり詰めて勉強させると、』

って。笑


“詰めて”勉強すれば、
当然、大きな“負荷”がかかりますよ。


「先取り学習」が悪いのではなく、
「詰めて勉強する」ことが
問題なんだと思います。


子どもには年齢相応のキャパがあり、
年齢に応じた適切な環境があります。

そのキャパや環境に合わない
負荷がかかれば、
能力は伸びていかないですよね。


大人でも毎日ハードな筋トレしたら
肉体にも健康にも悪影響です。


なので考えなければいけないのは、
「効率の良い勉強」をするということ。


たとえば、
小学校1年生の段階で、

・学校の宿題をみっちり3回復習したら
 テストの点数が100点でした。

という事例の場合。


この勉強スタイルのままですと、
小学校高学年の時には、
息切れを越えて、発狂すると思います。


なぜなら、
高学年の時は、1年生の時に比べて
もっと学習範囲が広くなっていて、

そんなみっちり3回も
復習できないのです。


それなのに、
みっちり3回復習したら
100点取れるんだから、

何がなんでも3回復習するんやで!

みたいなことしてたら、
当然、体が持たないですよ。


勉強は、
いかに短時間で効率良く行うか。

量を増やせば良いわけではなく、
詰め込めば良いわけではないんですよね。


特に小学校低学年の時は、
いかに短い時間で勉強を終わらせて、
いかにその後の時間を自由に過ごすか?

という環境を作るのが良いですね。


・やるべき勉強をすれば、
 あとは好きなことを好きなだけして良い。

・勉強と遊びがワンセット。

・早く遊びたいから、
 早く勉強を終わらせる。

それで良いと思います。

その方が効率の良い勉強ができますよね。


「詰めて勉強させると、後から息切れする」
と言われますが、

“詰めてる今の時点”で、
もうすでに大きな負荷がかかっている
可能性があります。

そのあたりは、要注意かなと。

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