「命令」か「きっかけ」か?
先日、うちのオンライン幼児教室で、
アンケートを取りました。
内容は、
現役東大生220人に対して、
「小学生の頃、
両親から勉強しなさいと言われたのは
1日何回くらいありましたか?」
というもの。
その結果は、、、
・毎日ではないが時々言われた
→全体の30%。
・言われたことがない
→全体の24%。
・1日5回以上言われた
→全体の約13%
・1日1〜2回言われた
→全体の約11%
・1日3〜4回言われた
→全体の約10%
という割合でした。
この結果を見ると、
「結構、言われてたんだ…」
と思いませんか?
両親から「勉強しなさい」と
言われていたのは
「時々言われた」を含むと、
全体の64%だったのです。
この結果を見て、
「なーんだ、
じゃあ勉強しなさい!って
言っていいんですね。
今日からバンバン言っていきます!」
とは、まだ思わないでくださいね笑
この結果の重要なポイントは、
「言われた子どもはどう感じているか?」
というところなのです。
「勉強しなさい」と言われて、
子どもが嫌な気持ちになっていれば、
それは「命令」となります。
命令して勉強しても長続きはしないので、
いずれ学力は伸び悩むでしょう。
でも、「勉強しなさい」と言われても、
子どもが嫌な気持ちにならなければ、
その声がけは
勉強開始の「きかっけ」となります。
この場合、子どもは自発的に勉強し、
ぐんぐん学力を伸ばしていきます。
今回の東大生のアンケート結果は、
後者のパターンと言えるんですね。
両親から「勉強しなさい」と
確かに言われているのですが、
それは子どもにとって、
嫌な気持ちにはならない
「言い方」や「状況」だったと言えます。
もちろん、
厳しく言うのではなく優しく言う方が
良いのですが、
「優しく言えるような状況を作る」
ことが重要なポイントかなと。
わが子を東大に導いた親御さんたちは、
「言い方」や「状況の作り方」が
上手だっと言えますね。
では、どんな言い方なのか?
どんな状況の作り方だったのか?
そのあたりの詳細も、
またタイミングを見て
お伝えしていこうと思います。