流れてきたハーバード大学のスピーチで泣いた
どんな関連があってか、YouTubeにこの動画がおすすめされていて、なんとなく気になって観てみた。
2024年ハーバード大学卒業式での卒業生のスピーチ。
基本的に大きな場でのスピーチというのは、内容もさることながら聞き取りやすくわかりやすい英語で話されることが多いので、好んで観るものではあった。
結論を先に言っておく。
泣いた。
何を感じるか、細かい部分はやはり個人差があるだろうし、受け取りかたもさまざまだとは思う。
ただ、私は「知らない」ということの可能性を、こうもあらゆる角度から、そして力強く、それが机上の空論ではないことを整然と語っていることに感銘を受けた。
「何も知らないくせに」で口を閉ざしてくる圧力への抵抗。
「知らない」という倫理観の価値。
目が覚めるような思いがした。
「知らない」からこそ語れることがあるのか、と。
想像力とはまた違うベクトル。
「知らない」という一見無力に思えることも、時と場合によっては大きな意味があるのか。
ハーバードを出てもなお「持っている知識はあまり重要ではないのかも」と疑い、「知らないことに直面した時の向き合い方こそ我々は活きる」という考えた。
とんでもねえや。
なによりめちゃくちゃ綺麗な英語、素晴らしい構成、間の取り方も絶妙なスピーチ力などにおいて、かなり完成度が高いことにも惚れ惚れした。
「harvard, do you hear us?」
ハーバード大学の卒業式という場で、卒業生代表という立場で、ハーバードに対する抗議をごくごくスマートに、なおかつ痛烈にしてのける知性の高さ。
とんでもねえや。
もうね、彼女のすべてが眩しくて力強くて美しくて、ボロボロ涙が出た。
引用した動画には日本語字幕や丁寧な解説がついているので、英語や米国内情勢がわからない人にもとてもわかりやすいはず。
後ろで聞いている人の表情の豊かさや、卒業生含めた聴衆のリアクションなど、アメリカのこういうとこは本当にシビれるな、とつくづく思う。
今日の晩ごはん
鶏つくね鍋
ツナと白菜のサラダ
手作りのつくねは鶏の旨味が濃く感じられて美味しい。
白菜、大根、ネギ、ニラ、豆腐、舞茸、野菜とキノコもたくさん。
具だくさんなので、味つけは塩だけで十分美味しい。