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福祉用具貸与事業所の営業職が陥るダメなマインド

営業は、会社の利益のために働いている人と、お客さんの利益のために働いている人、この2パターンがあります。

実はお客さんの利益のために働くと、会社の利益を上げにくくなることがあります。
その理由は

・より安く良いサービスを提供しようとして会社の利益を下げてしまうから

・お客さんからたくさんお話をきき、親身になっているが1件に時間をかけすぎてしまうから


これは少なからず福祉用具貸与事業の営業にも言えることです。
しかも福祉用具貸与事業所の営業ではこの「お客さんのために」となりがちです。

福祉用具専門相談員及び介護関係の仕事というのは、お客さんから「ありがとう」という言葉をたくさんいただきます。
今まで歩けなかった方が福祉用具で歩けるようになったり、転倒しそうな自宅を安全な自宅に改修したりとお客さんのためになる仕事です。

それ自体はとても良いことなんですが、デメリットもあります。
それは感謝されたり、お客さんに好かれることに気持ちよくなってしまい、逆に「嫌われたくない」というマインドを作りやすくなってしまします。

そうすると、新しい居宅介護支援事業所さんへの営業に行きたくなくなってしまいます。新規営業って嫌われるかもしれないですからね。

「好かれている」という自分の立ち位置を守ってしまいます。

僕が今まで経験した中でも、会社への入社に「お客さんのために○○したい」という志望動機の方は、「好かれている自分が大好き」になっている人が多いです。
そういった方は営業成績も伸びず、営業の訪問件数もやっぱり少ないです。新規訪問して嫌われたくないのでしょう。
どちらかというと介護職からの転職で福祉用具貸与事業所に入社された方に多いですね。

福祉用具貸与事業所の営業は、他の営業職と違って他の事業所との価格競争もあまりないですし、感謝されることが多いのでストレスも少なめです。そういった点ではメリットですね。
しかし、その状況に気持ちよくなってしまっている福祉用具貸与事業所の営業マンは要注意!

思い当たる方は今一度「自分は営業」ということを思い出してみてください。

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