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「 すぐに乗ろうとしてくる 男はたいしたことないわ」 これから起業する人は くれぐれも気をつけよう。

「 すぐに乗ろうとする男は、ほんと大したことないわ 」

先日、ご来店されたお客さんが言われたセリフです。

どきりとするセリフのように聞こえるかもしれませんが、何のことを言っているのかというと、すぐに「マウンティング」をとろうとしてくる男は大したことはない、という意味です。

誤解なきよう。

そもそも、マウティングとは、本来、動物が自分の優位性を表すために相手に対して馬乗りになる様子をいいます。格闘技では、相手に馬乗りになった姿勢をマウントポジションといいますよね。

人間関係においては、マウントすると言われ、「自分の方が優位」と思いたいがゆえに、「私の方が他人よりも幸せである」と一方的に格付けし、自分の方が立場は上であると主張し、更にそれをアピールすることをさすと言われています。

こちらのお客さんが言われたすぐに乗ろうとしてくる男というのは、つまり、すぐに自分が上であるということをことさらにアピールしてくる人ということなんですね。

経営者であるそのお客さんは、日頃からたくさんの方と会うようなのですが、すぐにマウントをとろうとするおじさんを「マウントおじさん」と読んでいました。

自分が言うのもなんですが、このお客さんのお気持ち、とてもよく分かります。

初対面からすぐにマウントを取ろうとしてくる人っていますよね・・。自分の年収だとか実績だとか、聞いてもいないのに、ペラペラと話してくる人たち・・。あ〜、褒めて欲しいのね、と思いながら、聞くことはありますが、疲れますよね。いけてる人は、自分からPRなんかしてこないんです。

疲れるぐらいならいいのですが、この記事を読んでくださっている方は、

・いつか起業したい
・起業したけれど悩んでいる
・いつか自分のサロンをもちたい

という方たちだと思います。

そうした方に、くれぐれも注意して欲しいのは、「コンサルタント」や「セミナー講師」といった人たちがとるマウント。こうした人たちに、不用意に、または無自覚にマウントをとられてしまうと後々大変な目に遭います。

結論から先にお伝えすると、知らない間に自分が不利な状況に追い込まれ、高額なサービスやセミナーを申し込んでしまいかねません。

過去の実体験なのですが、昔、まだ自分が集客に悩んでいたころ、ある経営者の方と知り合いになり、集客の相談をしてみました。

一通り、その方の自慢話を聞いたあと、次に、矢継ぎ早にたくさんの質問を受け、その質問に答えられず、とまどっていたら、「そんなんだから、集客がうまくいかないんだ」とバッサリ。

いま振り返ってみても、すぐに答えられるような質問内容ではなかったんですよね。でも、ここが、簡単にマウントをとるポイントなんです。

結局、自分は、その方の紹介する「集客セミナー」に参加することを選択してしまい、結果は・・・。当時の自分にとっては、高額な出費でしたが、いい勉強代でした。

起業してからこの数年で、今度は、自分も集客の相談に乗る立場となりました。相談者からは過去の自分のように、マウントをとられ痛い目にあった、という方をたくさんみてきました。

相談者から見えてきた、マウントをとられる方の特徴は下記のとおり。

・反論しない
・話を聞いてくれる
・自己肯定感が低い
・NOと言えない
・決断力が弱い

いかがでしょうか、、いわゆる「いい人」に多いんですよね。

自分当てはまるかも、、、と思った人に、次の言葉をお送りします。

「 弱い犬ほどよく吠える 」

すぐにマウントをとろうとする人こそ、実はコンプレックスをもっていたり、過剰な競争心を持っていたり、見栄っ張りだったり、いろんな課題を抱えております。

その自らの課題を隠そうとして、キャンキャンと吠えたてて、攻めてきて、萎縮させようと近づいてきますから要注意。

この人、なんか攻めてくる、、、と感じたときには、ちょっと距離を置いてから考えてみましょう。

ご参考まで。


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■加藤仁基のプロフィール
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