自己肯定感なんて。
「 私、自己肯定感が低いんです・・ 加藤さんのように自己肯定感を上げるにはどうしたらいいですか? 」
とあるお客さんからご質問をいただいたことがあります。
私の意見は、自己肯定感は上げようと思って上げれるものではない、のでほっときゃいいのよ。
ただ、これではなんのアドバイスにもならないので、もう少し具体的な対策についてお伝えしたいと思います。
環境を変える
そもそもあなたが自己肯定感が上がりにくい環境にいるのだとしたら、環境を変えてみることをお勧めします。
過去、私は飛び込み営業やテレアポなどの仕事をしていたことがあったのですが、この期間、毎日、否定や拒否を受け続けたので、ほんとうに自己肯定感が低かったです。
自分の長所やスキルを活かせない環境は、自己肯定感を上げることはとても難しいでしょう。
すぐに環境を変えることは難しいかもしれませんが、思い切って、環境を変えてみると、こんな居心地のよい環境があるんだ、とびっくりすることもあります。
いま、あなたが置かれている環境を見直してみましょう。
利他的に行動してみる
自己肯定感を上げたいんです、という人の多くは、自分のことしか見れていない、または自分のことしか考えれていない傾向にあると思うんです。
これではなかなか自己肯定感は上がりません。
自己肯定感を上げる強力な方法は、人のお役に立つこと、人から感謝されること
だと思います。
私の自己肯定感が上がったのは、セラピストとして活動をしていくなかで、お客さんのお役に立ち、たくさんの感謝をいただくようになったからです。
そう思うと、セラピストという職業は、自分のスキルで目の前のお客さんのお役に立つことができて、ダイレクトに感謝をいただける。
そして、お金もいただける。そして、自己肯定感も上がる。とても素敵な仕事だと思いませんか?
弱みではなく強みにフォーカス
自己肯定感が低い方は、自分の弱みばかりに意識がいっている傾向があります。
弱みや短所ばかりに目を向けていたら、自己肯定感なんてあがりません。
強みや長所にフォーカスする必要があるのです。
というと、
「 長所がないんです・・ 」
という人もいらっしゃるのですが、短所を自覚できているのであれば、長所を見つけるのはとてもかんたんです。
例えば、私の短所は「行動力がないこと」「即断即決が苦手」です。
これは裏を返せば、じっくりと考えることが得意、ともとらえることができるかと。
他にも、
「 人見知り 」
→「 人を見る目がある 」
「 競争心がない 」
→ 「 平和的に考える 」
「 相手の感情に敏感 」
→ 「 人の気持ちを察することができる 」
などなど、長所と短所は文字通り一長一短ですよね。
行動する・行動し続ける
「 自己肯定感が上がるというセミナーに参加してきました 」といって、
怪しいセミナーに出まくっている人と出会ったことがあります。
世の中には、自己肯定感が低い人をターゲットにした、セミナーや本、カウンセリング、コーチングなど、たくさんのサービスがありますよね。
こうしたサービスを精力的に受けている人をときどき見かけますが、私から見ると、行動しているようにみえて、その場で足踏みしているだけ。
もちろん、自分と向き合うこともたいせつだとは思いますが、
自己肯定感は行動することによって上がります。
あなたがほんとうにやりたいこと、手に入れたいことに向けて、小さくてもいいので、行動してみることをお勧めします。
ここでたいせつなのは、小さな成功体験を積み重ねていくことです。
いきなり壮大な目標を掲げて行動しても、モチベーションを維持するのは難しいでしょう。
例えば、ブログを毎日をアップする、月に1回イベントを開催してみる、週末起業で月5万円を目標に稼ぐ!、などなど。
行動し続けて、小さな成功体験を積んでいくと、不思議と自己肯定感は上がっていきます。もちろん、行動すれば失敗もします。
ただ、その失敗を乗り越えていくうちに、いつか、失敗しても乗り越えれることができるから大丈夫、という自分と出会うことができます。
起業をしようと思っているあなたへ
自己肯定感を上げることはたいせつかもしれませんが、自己肯定感は利己的ではなく、利他的に行動し続けることによって、後からついてくるものだと思います。
ご参考まで。
追伸:
気をつけて欲しいのは、自己肯定感ガー、自分を愛したい〜、自分を好きになりたいー、と発信していると、「あなたの心の隙間をお埋めいたします!」と笑ゥせぇるすまんが近寄ってきてしまうので、ご注意を。