分業の隙間にブラックボックス

レオパレス21の件、セブンイレブンやファミリーマートなどのアルバイト店員による粗相の数々。合理化を進めてきた結果、分業したそれぞれの隙間に人が介在し、ブラックボックスが存在します。

食は生産者から一般消費者の口に入るまで、分業化された各事業者を乗り継いで届けられます。この間で、全員が良心を持ち、業務を全うすればいいのですが、今回のように”いたずら”半分もあれば、実は悪意をもった操作も結構可能なのです。しかし、確率論的に問題の少ない製造販売する企業を信じて、「これを食べてもおなかは壊さない。大丈夫。」と信じ切って購入しているにすぎません。誰も、100%大丈夫と言えないんです実は。

監視カメラをあちこちつけて、ICタグ付けて、どんどん管理社会にしていくことで、不祥事と呼ばれるブラックボックスを見える化しようとしています。それも一つですが、コストがかかりますので、M&Aで大組織化しないとまかなえないものでしょう。社会の多様性を保つには、逆行する方向へ進みます。

なので、多様性を保ち、自分の命を楽しく守るには、生産までできなくても生産者がわかる食材を目の前で調理して、調理したてを食べる、これに尽きるわけです。江戸時代以前のような生活ですね。(^_-)-☆

そうはいってもそんな不便な時代まで戻れませんので、できる限り”食”に関心をもって過ごしましょう!





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