カウンセラーは「鍵師」⁉︎

苦しい、
辛い、
生きづらい、
心を病んだ
等の自覚がある場合、

ボクはカウンセリングを
受ける事をおすすめしているが、


「カウンセリング」、
「カウンセラー」って何なの⁉︎

「よくわからなくて恐い!」

という人も多いのではないだろうか?



その気持ちは、
よくわかる。


何を隠そう、
ボク自身もかつて
そう思っていたからだ。


ボクは、
幼少の頃から
「考える」事を
ひたすら叩き込まれてきた為、

考える事は、
比較的得意な方だ、
という自負があった。


更に、
自分の事は自分が一番知っている
と思っていた為、

「カウンセラー」という存在を、
ずっと疑っていた。

「赤の他人に、
一体オレの何がわかるのか!」
と。


しかし、
心を病んで、
ほとんど寝たきりになりながらも
考えていた時、

ふと思ったのである。

「あれ?
オレって考えるの得意だって
思ってたよね?」


「子供の頃から
この苦しみは何だ?
幸せになるにはどうしたら
いいんだ?って、
ずっと考えてきたよね?」


「何が原因かは
もう大体わかってる…。」


「でも、
原因わかったのに、
解決策だけは
ずっと見つからなくて、
同じところをぐるぐると
回り続けてきただけ
なんじゃないのか?」


「もしかして、
自分では絶対に解決できない
問題なんじゃないのか?」

と。



そして出会ったのが、
その後7年経った今でもお世話になる
カウンセラーさんだった。


人を信じられず、
カウンセラーという職業に対しても
疑念を抱いていたボクが、
何故こんなにも彼を信頼できたのか?


それは彼が、
「心の鍵師」
だっだからだとボクは思っている。


「心の鍵師」って
何だよ⁉︎

となるだろうと思うので、
解説していこう。


前にも書いた通り、
心には無意識の領域下に
自我というものが存在する。

それは
肉まんでいえば餡に相当し、
言い換えるなら
「本当の自分」
といったようなものだ。


人が、
心の苦しみから
解放される為には、
その「本当の自分」「本当の想い」に、
気づく必要がある。


しかし、
「本当の自分」は、
心の奥の無意識の領域下に
存在している為、
通常、アクセスする事ができないのだ。



そこで
カウンセラーの力を借りる事になる。

彼等は、
当然その事を知っており、
硬く閉ざされた心の扉を
ゆっくりと開け放ち、
本人に「本当の自分」を
自覚させる事で、
心の苦しみから解放する糸口を
作っていくのだ。


その行為は、
まるで「鍵師」のようだ。


鍵の構造を熟知し、
どの様な鍵を使えば
硬く重いドアを開ける事が
できるのかを考える。


専門的な知識と技術の成せる技
なのである。



もしあなたが、
家の鍵を無くしたとしよう。


手持ちの安全ピンなどを使って
何度かは開錠にチャレンジ
するかもしれないが、

誰にも助けを求めず、
ドアの前で何十年も格闘する事は
無駄な努力と言えないだろうか?


だって「素人」なのだから。

わからなくて当たり前なのである。



そうなってしまうくらいなら、
いくばくかのお金を支払い、
「鍵師」を呼んで開錠してもらい、
新たな鍵を作ってしまえばいいとは
思えないだろうか?



「餅は餅屋」

「鍵は鍵師」

という事なのだ。


そうしてボク自身、
カウンセラーさんの力を借り、
心を回復させてきた。


カウンセラーは、
相談者(クライアント)の人格を、
決して否定しない。
(もし否定されるような事があるなら、
そのカウンセラーの力量を疑った方がいい。)


そこにまず生まれるのが、
信頼関係だ。


信頼関係が出来上がると、
継続的に通えるようになり、
適切なカウンセリングを受け続けていけば、
心は快方に向かう。


そして、
楽になっているという実感する事で、
より信頼感を増していくというわけだ。


今日はこの辺で。



毎日死ぬ事しか考えられなかったボクが、
どのようにして立ち直るきっかけを掴んだかを描いたコミックエッセイ

『しんさいニート』/イースト・プレス
https://www.amazon.co.jp/しんさいニート-カトーコーキ/dp/4781614671/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=カタカナ&keywords=しんさいニート&qid=1583634815&s=books&sr=1-1
絶賛発売中です。















いいなと思ったら応援しよう!