怒りを使う人

子育ての中、
夫婦間・パートナー間、
恋人間、
友人間、
仕事、
学校……。

様々な関係性の中に、
「怒り」を使う人は存在する。







かくいうボクも、
人間ができていない為、
パートナー間において、
怒りを使ってしまう時がある。



それは往々にして、
相手がこちらの期待通りに
動いてくれなかった時に
発現する。


つまり、
コントロールできようもない
自分以外の誰かの行動に、
自分の期待を勝手に押し付け、
相手がそれに反したから
怒っているのだ。


書いてみるとよくわかるが、
何とも勝手な理由だ…。



怒っている側は、
自分の「期待の押し付け」
という行為が正しくない事を、
心のどこかでは理解しており、
その不利をカバーする為、
怒りを使う。


怒りによる威圧で、
自分の期待を覆い隠し、
相手を無理やりにでも
押し切ってしまえる
と思っているのだ。


ここまで書いてみて、
本当にバカだなと思う。

思うのに、
自分もやってしまう事が
とても悲しい…。


何とも理不尽だ。
理不尽すぎる…。



「教育」が「管理」に
なってしまっている親の心の中にも、
この様な事が起きている。


子供が自分の
期待に沿った行動を
とらないと怒り、
子の行動を管理していく。


子供は萎縮し、
他人の顔色をうかがう、
主体性のない人間に育ってしまう。


親の理不尽さに、
心のどこかでは気付いており、
信頼感が薄れ、
安全基地を喪失する。


こうなると、
精神を病む下地が
しっかりと作られてしまい、
それがいつ発現しても
おかしくはない。



「怒り」を  
使う事によって、
一時的にその場を
コントロールできる事は
あるかもしれない。


しかし、
後々大問題に
発展する可能性がある
種火を作ってしまう為、

最善の手には
なり得ない。



怒りによる
他人をコントロールする事には、
結局、
プラスは無いのだ。


今日はこの辺で。



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