本日11/1をもってJDSCは新オフィスへと移転した。 前のオフィスに移転したのが2019年7月2日。3年4ヶ月間のオフィスだった。 Upgrade Japanというミッションの実現に向けては、まだまだ時間を要する。その意味では道半ばにいるのだが、それでも事業が拡大し、3年前から比べてもより大きなオフィスに移転できるまでになっていることを嬉しく思う。これも社員や顧客、ビジネスパートナー、投資家の各位のお陰だ。私個人の能力というよりも、Upgrade Japanというビジョ
先日、㈱ファイナンス・プロデュース社の戦略的資本提携と、連結子会社化を発表した。 正式には本日をもってクロージングが完了したため、これが何を意味するのか説明したい。 提携の意味本件について、既にファイナンス・プロデュース社の創業者でもあり、代表でもある松井さんが何を考えて本ディールに至ったか、意図を説明してくれている。 ファイナンス・プロデュースは、「社会を変える 事業を創る ためのファイナンスをプロデュースする」会社だ。スタートアップも、大企業の新規事業も、社会
JDSCで常に意識しているものに、Radical Openness (透明性への狂気的な取り組み)がある。 もっともに聞こえる「非公開にする合意的な理由」に与しないもっともらしい情報の非開示の理由をよく聞く。「これはまだ生煮えで公開できる段階じゃない」とか「余計な混乱を生む」とか「今公開すると、デメリットのほうがメリットより多い」というコメント。全てもっともらしく聞こえる。 魂のこもっていない「弊社はOpennessに取り組みます」「弊社は透明性を重視しています」などの前
リーダーに必要な資質 ー PDAMPDAMは Put Dynamics Ahead of Mechanicsの頭文字。日本語が難しい。仏を彫って魂入れず、の逆? ちょっと違う。(日本語が難しくて、誰かいいアイデアがあったらほしい) 先日の、CEOへのフィードバックのエントリでもこの項目を入れていたので、今日はその補足をする。CEOだけじゃなく、リーダー全員に必要。 Mechanics と Dynamicsゲームの例で考えるといい。ゲームはルールの束で構成される。それがme
CEO評価、やった方がいいCEOへの評価は一義的にはその会社の株主が決めるものではあるけれど、今日は社内からの評価の話をしたい。いわゆる360度評価や、アップワードフィードバック、というものだ。 今までのキャリアで、色々な会社の代表者や、事業責任者を見てきた。その中には、人格的にもとても尊敬できる方もいれば、とてもじゃないが付き合いたいと思えない方もいた。自分自身が後者のように思われている恐れが常にある。 社長は良かれ悪しかれ会社についての決める権限を持っている。株主も色
EIR制度化した。Entrepreneur in Residenceというやつですね。 詳しくはここ↓を見てほしい。 背景としては、自分自身の経験が元になっている。自分もずっと起業したいというイメージはあったのだが、正直新卒だとどうしたらいいのか全く分からなかった。新卒でP&GやMcKinseyなどに行かなくてもきっと起業自体はできただろう。とはいえ、自分の場合はある程度のビジネスやノウハウやネットワーク、資力などを得てからと思っていた。だって右も左も分からんし。 で、
私が在籍していたP&GやMcKinsey は起業する卒業生が多い。P&Gを新卒の時に選んだのは世界でマネジメント人材を輩出しているからだった。McKinseyへの転職を決めたのも、P&Gで学んだマーケティングだけでなく、経営全般を学びたいというモチベだった。若い内から多くの企業の深い経営意思決定に関わることで、それが可能だと考えた。(実際に、大いに役に立っている訳だ。ありがたい限り) ただ、P&GやMcKinseyは、特に起業支援のようなプログラムがあったわけではない。一方
新: 株式会社JDSC (英語は Japan Data Science Consortium) に変更した。 旧: 株式会社日本データサイエンス研究所 旧社名元々の社名の由来は、2013年に設立した一般社団法人日本データサイエンス研究所を踏襲したものだった。当時はAIやビッグデータが魔法のように思われ、誤解が多々あった (まあ今もだが)。こうした誤解を払拭し、産業を担う人々の基礎リテラシーを高めたいと思い、研究所という株式会社に似つかわしくない名前をつけていた。 株式会社
プレスリリースの通り、JDSCは資金調達をした。計画策定から入金完遂まで、すべてチームによるものだ。創業してから2年と少し。創業前は私一人の零細事業だった。一年前の創業時のファイナンス額は3億円で、今回は約30億円。たった2年でここまで大きな成長があり、誇らしくもあるし、驚いている。 自分で会社をする前にも、こうしたプレスリリースは幾度となく目にした。起業した同世代の友人の会社が大規模な資金調達をする様子を見て、景気がいいんだなとか、すごいなぁと、どこか遠くの世界のように思
硬いエントリになるが、テクノロジーとビジネスの融合について テクノロジーとビジネスの融合は会社経営で永遠のテーマだ。東大系のベンチャー界隈でもよくこうした話を聞く。「JDSCでは、どうやって仲良くしてるの?」などと先日も聞かれた。 クライアントからは「JDSCさんは、AIバカではない」「技術を使って問題を解決してくれる」という高い評価を頂いている。数多のAIベンチャーが売り込みをかけられ、目のこえた大企業のシニア層から、こうした高い評価を受けているチームを誇りに思う。 昨日
書籍を出したり、講演したり、講師をしたりしてきたので、ネットに自分の情報は結構ある。が、そういうオフィシャルな情報発信のものはどうしても硬くて、取材相手の意図に沿った編集をされてしまう なので、自分で発信するメディアがあったほうが良いよね、ということで公式情報で公開しているものに肉付けをしていきたい。 【経歴】 公式 「東京大学卒業後、マッキンゼーアンドカンパニー、米系メーカー等での経験を経て、2014年に(社)日本データサイエンス研究所(現JDSC)を創設、代表に就任。