電車が「やおや」になった朝
2月の最初の週末、京急川崎駅の大師線ホームに、
「京急うらりマルシェ号」がやってきた。今年で4回目だそうだ。
これは三崎口にある「うらりマルシェ」の出張店舗で、
年に1度、河津桜と菜の花の季節の訪れとともに、
大量の三浦の野菜とマグロを携えてやってくる。
その時は、電車内が店舗となる。
人の代わりに大根やキャベツなどが席に陳列され、
八百屋のような車内はそれだけで、ぐっと上がる。
特に三浦大根は大人気。とりあいへしあい。
三浦大根というのは、普通の青首大根とはまるで違う。
「今年の漢字」を書く清水寺の あの和尚さんが持っている
巨大な書き初めの筆の先みたいな大きさだ。
電車の座席に、人間みたいに三浦大根が座っていても
「色白の人がいるのかな」・・ぐらい違和感がないジャンボサイズ。
この大根を持って帰る途中は、重みで腕がやべーことになります。
抱えて赤ん坊をあやすように帰りましょう。
家でブリ大根とブリしゃぶでいただいたら、気絶するほどうまかったです。