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「敏感期 Sensitive period」とは…モンテッソーリ教育

「敏感期 Sensitive period」とは…モンテッソーリ教育


モンテッソーリ教育を行う上で

欠かせない最も重要な概念が

「敏感期」

です。


「敏感期 Sensitive period」とは、

子どもが自ら自分を成長させるために

一定期間現れる特別な感受性、

強い興味を示す時期のことです。

もともとは生物学的な分野から引用されております。

蝶の幼虫が卵から孵化すると

光の方向を求めて上へと上がり、

柔らかい若葉を食べて成長します。

太陽に近い部分、

枝の先の部分は

柔らかい新芽が芽吹き

若葉が出て来ています。

生れたばかりの小さな幼虫は

光にとても敏感で

光の方向へ向かって歩いていきます。

そして、柔らかい美味しい葉っぱに辿り着き

もりもり食べて成長していきます。

小さい時は柔らかい葉っぱしか食べられませんが

身体が大きくなり成長すると

どんな葉っぱも食べられるようになり

もう光を求めて餌を探すことはしません。

光への強い感受性は消えてなくなるのです。

硬い葉っぱももりもり食べられるからです。

光を求める行動は、

ある一定期間しか現れません。

その強い感受性はその時期を過ぎると消えてしまいます

それを昆虫学者は

「敏感期 Sensitive period」と呼んでいました。

真っ暗なところで孵化して

そのままずっと光のないところに放置された幼虫は

光がない為

餌に辿り着く道しるべを見つけられず

死んでしまいます。

「敏感期の時に

その時期にあった適切な環境があることで

子ども自身が最大限の可能性を自ら伸ばそうとする」

という考え方が

モンテッソーリ教育です。


子どもが自ら成長しようとすることを妨げず、環境を整えて援助すること。


敏感期の時に

子どもが自ら成長しようとすることを妨げず、

環境を整えて、援助することが

大人の役目です。


Ciao ♡


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