中学受験・高校受験 国語の勉強方法 前編

国語という科目は中学受験、高校受験において大きく分けて以下の6つになります。

①漢字・熟語・ことわざ
②詩・短歌・俳句
③国文法敬語含む
④文章問題
⑤作文
⑥古文・漢文

この6つを前編に①〜③を、後半に④〜⑥を説明していきます。
配点が高く最も重要なのは言うまでもなく④です。


①漢字・熟語・ことわざ

漢字、熟語、ことわざ、慣用句は言うまでもなく暗記です。これらは配点は低いながらほとんどの学校の入試問題や模試で出題されます。

大手学習塾のテキストにも文章題の後に毎週1、2ページ申し訳程度に宿題が出されていると思います。ですが模試では得点できていない人が多い。それはなぜか。

一度問題を解いただけで時間が経つと忘れてしまうからです。
定着させるためには何度も繰り返し学習する必要があります。

対策は簡単です。
本屋に行って中学受験用、高校受験用の問題集一冊買ってください。薄いものでもなんでも良いです。
1周目はとりあえず全部やってみる。間違った問題にチェックをつける。2周目以降は間違った問題だけ書いて覚える。3周4周すればほとんど頭に入ってるはずです。  

受験生(小6、中3)でこれらをやっていると正直遅いので非受験生(小4〜小5、中1〜中2)のうちに固めておきましょう。


②詩・短歌・俳句

詩・短歌・俳句は中学受験においては学校によって出題される、されないがわかれています。
過去問を見て出題されないのであればバッサリ切って良いですし出題されるのであればしっかり勉強しましょう。
これらは偏差値関係ありません。難関校だから出題される、中堅校だから出題されない、というわけではありません。

高校受験においては都道府県によりバラバラなので過去問を見て傾向を掴みましょう。様々な都道府県の過去問を解いたことありますが数年に1回の県もありました。

まず1番重要なのは詩・短歌・俳句での表現技法などの知識を覚えることです。覚えずに問題を解いてもわからないだけで意味がありません。

詩であれば分類や表現技法(対句と反復の違い、比喩の3種類の違い、理解していますか?)、短歌・俳句であれば字余り、字足らず、句切れ、切れ字、季語など。詩の表現技法は文章題を解く上でも必要となってきます。

これらをまずしっかり覚え、問題演習を繰り返しながら知識を定着させ、読解力を向上させていきましょう。


③国文法敬語含む

中学受験、高校受験では範囲が限定され、かつ対策が取りやすい。
覚えたらすぐ得点に結びつきやすいです。
そこまで時間をかけなくても良いです。

主語・述語と敬語は必ず覚えましょう。
尊敬語と謙譲語見分け方は尊敬語は相手を高め、謙譲語は自分が下がる。丁寧語はそのままで丁寧な言葉です。このイメージができたら覚えるだけ。

品詞については本当は全て勉強してほしいです。
しかし、入試で出題される問題はかなり限られています。
最低限として
「ない」「そうだ」「だ」「で」「の」「らしい」「れる・られる」「ようだ」の識別はできるようにしましょう。
見分け方を抑えれば簡単です。

高校受験レベルでは上記に加えて用言の活用形、活用の種類は頻出です。

配点も低いので以上ができれば問題ありません。

見分け方や考え方は少し難しいので塾でしっかり授業を聞き、テキストを何度もやり込みましょう。


後半では

④文章問題
⑤作文
⑥古文・漢文

について説明します。



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