社会が不安な今!家庭科教育が絶対必要な理由
こんにちは。新しい家庭科のカタチ “KATEIKA STYLE” ミキメグミです。
家庭科は「生きる」を伝える教科
家庭科と聞くと、みなさん何をイメージしますか?多くの人がまず料理や裁縫を思い浮かべるかもしれません。しかし、家庭科はそれだけではありません。家族のこと、お金のこと、子育てや介護のこと、住まいや生活環境のこと。そう、私たちが「生きる上で最も身近で大切なこと」を学ぶ時間、それが家庭科です。
教師になってわかった、「学校ではだれ一人として同じではない」
今、子どもたちを取り巻く環境は、決して簡単なものではありません。地域の公立小学校、その小さな教室の中でも、社会の縮図のように、家庭環境の違いや、民族や宗教の違い、発達的特性など、さまざまな問題が存在しています。
そんな環境に教師として初めて身を投じた時、
家庭科教育の中に「自信を持って生きる」というメッセージを込めたいと強く感じるようになりました。
私が伝えたいのは、どんな環境でも生き抜く力
さらに、現代の日本社会の不安要素(例えば、経済的な不安、労働市場の不安定さ、災害リスク、環境問題、教育格差など)が、子どもたちの世界にも影響を与えているように感じています。
「災害時に生き残るには?」
「お金で騙されないためには?」
「困った時にはどうすればいいの?」
将来、子どもたちが社会で問題に直面した時に、自ら解決し、無事に生き抜くためにはどうすればいいかを伝えることが、家庭科教育の使命であり、単なる生活の知識を教える以上の意味を持っています。
小学生のうちから身近な問題として捉えることができるように、楽しみながら学び、理解しやすく、そして頭の片隅に残る学びの時間にしたいと考えています。
授業づくりや家庭で、私の発信がヒントになれば嬉しい
子どもたちとの関わりを通して、子どもたちと一緒に作りあげてきた、「生きる力」を育む家庭科の授業は、学校・教育現場にとどまらず、家庭で使えるものもたくさんあります。家庭科教育に携わる先生方の授業作りに、そして、このブログを読んでくださる全ての方にとって、大切なご家族と過ごすかけがえのない時間が、より豊かになることを願っています。
今日の授業はここまで。
お読みくださりありがとうございました。
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