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遊戯王のキャラは理不尽に対して「ズルい!」って言わない

最近遊戯王のアニメをよく見てます。

遊戯王って自分が思ってたよりいろんな種類があるんだけど、今見てるのは一番初期のやつ(正確には第2弾)。

遊戯、海馬、城之内、ペガサス、マリクとかそのへんのキャラの。


遊戯王ってカードゲームなんだけど、アニメはまぁ言った者勝ちみたいな効果のカードが多すぎて、見てる側からすると「いやこれめっちゃ理不尽やん!」みたいな展開がめちゃくちゃ多い。
それが面白いんだけど。

最近見たのだと『エクゾディア・ネクロス』とかいうのがいて、魔法でもトラップでもモンスター効果でもバトルでも破壊されず、しかもバトルする度に攻撃力が1000上がっていくみたいな公式チートキャラも出てた(最先端の遊戯王なら全然脅威じゃないかもしれないけど)。

ペガサスが使うトゥーンとか、乃亜の奇跡の方舟とか、自分で作ったゲームやルールで自分だけが使えるカードを最強にする、みたいなのもたくさんある。ズルい。


でも、戦っているキャラクターたちは「いやお前それズルいやろ!」みたいなことは言わない。

「何!?」とか「何だと!」なんかは言うけど、「お前そんなん自分だけ最強になれるやろ!勝てるわけないやろ!」なんてことは一切言わない。

人質を取るとかそういう、デュエルの外側のことについては「卑怯だぞ!」とか言ってるけど、デュエル中に理不尽に対して声を上げるということは思い出す限りしてない。

これ、すごく偉いと思う。
偉いって言うとちょっと子供っぽいけどw

しかもそれに対して真っ向から向き合い、勝ってしまうわけだから。そりゃカッコイイよな〜と。


遊戯王に限らず、ドラゴンボールでも、幽遊白書でも、BLEACHでも、理不尽な強さの敵に対して理不尽を叫ぶことなく戦いを挑み、たまには負けも経験しつつ、でも最後には大団円を迎えてて。

所詮マンガやアニメの話ではあるけど、人生そうあれたらいいだろうな、なんて
遊戯王を見ながらふとそんなことを考えました。

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