続く道の先に
抱きしめたのは
抱きしめて欲しかったから
そんな私の気持ちを見抜いて貴方は
私よりも強く抱きしめ返してくれたのね
側に居たのは
側に居て欲しかったから
そんな私に貴方は
「ありがとう」と言ってくれたのね
手を握ったのは
手を引いて欲しかったからではなく
むしろ、ここに留まりたかったから
そんな私のために貴方は
「この場所」を変える方法を探してくれたのね
貴方は
全部知っていた
全部わかっていた
そして私は貴方が
全部知っていたこと
全部わかっていたこと
気づいてた
それでも
貴方が知らないフリをして
私は気づかないフリをして
「嘘」に「優しさ」が加われば
いつか「本当」になると思っていた
「今」という瞬間をつなぎ合わせれば
いつか「永遠」になると思っていた
たとえそれが
勘違いであったとしても
間違いであったとしても
それでも良いと目を瞑って