【冥鈴】灰鳥

流れる時間の速度に
自らの老いを認め
周囲からの期待に
外れてしまった現在を責めた

灰色の羽を持ち
孤立した、湖の中
仕様も無い限界を決めつけ
人生における可能性を
徐々に破壊していたのだ

他人の幸福等
考えられる程
私には広大な心は持ち合わせて居らず
過ちから学ぶ責任の重さ
過去の 自分の軽薄さ

身で思い知る事は
きっと私は独りなのさと

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