新しい環境の準備は念入りに
支援級の見学は2回に分けて
元の学校に相談した6月、転入先の支援学級を見学へ。最初は私と夫で見学。2回目の見学は、娘も一緒にと計画しました。
発達凸凹の子に多いのですが、先の見通しが立つ方が安心できるからと、通級の先生にアドバイスをいただきました。私1人だと、「支援級の先生に2回も手間をかけさせるなんて」と思って、ぶっつけ本番で、娘を連れて行ったと思います(汗)。先生にアドバイスいただいて、本当によかったです。
ということで、初回に学校の様子を親がじっくり見た上で、娘に伝えて、2回目の見学にのぞみました。初回は、授業の様子を見て、校内を案内していただき、娘が興味を持ちそうな図書館も見学。担任の先生には、娘が好きなこと、得意なことや、今までの経緯、最近の過ごし方などをお話しました。元の学校の特別支援コーディネーターの先生と、放課後デイの相談員の方も同行して下さいました。いろんな方に支えられて、本当にありがたい限りです。
最高のお土産をもらった2回目の見学
娘も参加した2回目の見学は、娘が好きな工作の授業でした。
まずは、クラスのみんなに歓迎されて、自己紹介タイム。
娘は人前で話すのは得意で、率先して自己紹介したり、他の子の自己紹介を聞いて嬉しそう。「好きなゲームは何ですか?」「好きな食べ物は何ですか?」と全員に質問していました。
そして、一緒に七夕飾りを作り、学校の裏山から先生が取ってきたという、大きな笹ごと、七夕飾りをお土産にいただき、持ち帰りました。短冊には、新しい学校の先生とクラスメイトたちの名前と、娘への歓迎メッセージ。学校が楽しみになる、最高のお土産だと思いませんか?
帰り道、学校に行けたうれしさもあり、娘は「明日から転入したい!」と大興奮。
普通学級から支援学級に編入するには、元の学校で「教育相談」を受けて、市の教育委員会に承認をもらうプロセスが必要で、1か月はかかると聞いていました。そこで、キリ良く、二学期からの転入を予定。娘の盛り上がった気持ちをキープするため、7月中に、1回でも2回でも良いから、また学校見学をさせてもらえないかダメ元でお願いしてみたら、快諾いただきました。
引越し先も決め、転入も決まっていたので、すんなり受け入れてもらえたのかも知れません。
個性あふれる体験授業
そして、娘にとっての2回目の登校は、1時間の授業に体験参加。私はその授業を教室の後ろで参観。
学年バラバラ、得意も苦手もそれぞれの支援級の子どもたちは、普通級で授業を受けることもあり、支援級の教室でそれぞれの勉強をする時間もあるようです。娘が参加した時間は、全員が集まる「チャレンジタイム」という授業。
ビーズをヒモに通したり、豆をお箸でつまんで器に移動するなど、一人一人が、制限時間内に、何個できるかを記録して、他の子と比べるのではなく、いかに自分が自分の記録を塗り替えるかを競争する“チャレンジ”タイムでした。
過集中傾向なのか、短時間で100個近くビーズ通しする子、4-5個通したら集中力が切れて教室内をキョロキョロする子など、後ろから見学していた私からは、みんなそれぞれの様子がよく見えました。「みんな自由で、イイ感じ!」と心の中でホッとしました。
娘は、練習時間に1番集中できて、その後の本番は少し疲れていた様子。けれども、回を重ねるごとに自己記録を更新。他の子より記録は低くても、そこは問題ではなくて、「ライバルは自分!」なところが大事!ということが、とても嬉しかったし、最後には、先生が、全員に何かしらの理由で、表彰状を渡す場面もありました。
ひとりひとりの良いところを見て、自信をつけるって、大事ですよね。
どなたかの参考になれば幸いです。本日も最後までお読み下さってありがとうございました。
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