3/3の朝の粒
2020年3月2日の太陽さん
受け入れるという経験を選んだ場所で
意志をもってはなされることのない手と手、
あちらとこちらに拡げられる触手という行動に
(表示はされているものの)適切な名前をつけられなくて
いつも戸惑ってばかりなので
わたしはここからみる太陽を
まだじぶんの貝殻にすることができず
まるで敵地に乗り込むように足を震わせていたし
小さくて弱い砦で不安定なゴールを待つことに決めたのだが
あの燃えさかる炎中に身を投じれぱ
また世界が変わるかもしれないという想像力を
恐怖と握手をして
ふわふわと笑いながら覚悟してゆくことを
今度は選ぶのも
いいのかもしれないと思いつつある
そういう朝もある
それも魂に刻まれる経験という遊び
ここは、楽しむ世界