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6月は子宮体がん啓発月間です

同じ子宮のがんでも、子宮頸がんと子宮体がんはぜんぜん違うって知っていますか?

子宮頸がんはHPV(ヒトパピローマウィルス)が原因ですが、子宮体がんはエストロゲン(女性ホルモン)に影響されるので、HPVワクチンでは効果がないし、自治体がやっている子宮がん検診(これは子宮頸がんの検診)では発見できないんです。

日本はHPVワクチンの接種率が低いので、今も子宮頸がんによって年間3000人近い女性が死亡していますが、近年では子宮体がんによる死亡数もそれに近い水準まで上がっています。

子宮体がんは更年期前後の女性に多いのですが、若年で発症する人もいます。不正出血が初期症状なので、若年でも不調が続くようなら迷わず産婦人科へゴー。閉経後に不正出血があったら、絶対に産婦人科へ直行です。

去年の6月に産婦人科の先生を取材して、子宮体がんが増えているという記事をYahooに書いたら、その数カ月後に更年期ちょっと前の私のいとこが子宮体がんの診断を受けたと聞いて、本当に身近に感じました。

子宮体がんのリスク要因には肥満や妊娠未経験なども含まれるので、先進国を中心に世界的に増えているそうで、アメリカの臨床腫瘍学会(ASCO)でも話題になりました。ASCOで発表した日本人の産婦人科のお医者さんに取材して、子宮体がんに関する記事を書きました。

正しい知識を持つことで、助かる命があります。ぜひ、読んでください。


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