【つくること】 超創造総合研究所はじまります!
12/18(月)15:00~17:00
2023年12月8日、超図書館総合研究所とVIVITA/VIVIWARE社がパートナーシップを締結。その取り組みのひとつとして、『超創造総合研究所』(通称:超創研)が発足されました。
超創研では今後、受託館スタッフを中心に、超研にあるデジタルファブリケーション機器等も活用しながら、モノづくりだけでなく、ファシリテーションスキルやワークショップデザインなど、モノづくりに関連するさまざまなWS等を行う予定です。
初回ということで、VIVISTOP NITOBEの山内先生に「つくるとは?」というテーマからお話してもらいました。
今回、先生が提唱するのは”つくる”を捉え直すこと。すでに持っている”つくる”に対する知識やイメージ、価値観などをリセットして、新たに再構成する試み、だそうです。
頭で考えるのではなく、とにかく手を動かしてみよう!ということで、お話は終了。ここからは手を動かすワークの始まりです。
① 「よーく見て、みんなで、つくる(描く)」
テーブルには白い紙と、ランダムに置かれたカラーサインペン。
まずはよーく前に立っている人を観察します。
時間が来たら、机の内側にいる人だけが時計回りに移動し、どんどん前にいる人の顔を描いていきます。もう、どのパーツを描いてもOKです。5秒程度で描けるところまで描き、また移動、移動、移動の繰り返し。
短い時間の中で、とにかく見て感じたことをひたすらペンで表現します。みなさん集中しきっています。
② 新聞紙から さがす 語る
今度は、グループワークです。
新聞紙を触って、オノマトペ!
こすったり、ちぎったり、折ったり、叩いたりした新聞紙の状態を言語音で表現するワークです。
次は各自の作品をみんなで見て、シェアします。
「『これ面白い!』『これどうなってるの?』このように相手を受け入れる、そういう視点で見てください」と山内先生。
「『これに何の意味があるんだ?』『これに何の価値があるんだよ?』そう考えた瞬間、面白くなくなります。どんなにくだらないアイディアでも笑う、受け入れる。それがコミュニケーションの一手です。結果的に経験・知識になることを考えれば、無駄はないはず」と先生。
③ 光らせて、カタチを見て、おもいつきを、語る
次は光と影を使ったワークです。
手元にある紙とスマホのライトを使って生まれた影を、写真または動画として撮影します。
3つのワークが終了。
今回は発表をあえてしないことで、完成した作品のクオリティではなく、つくる過程とこの場で生まれたコミュニケーションを大切にしてほしかった、と山内先生。
「無駄で、くだらない。そんな“つくる”もあっていい」
最後にスクリーンに映された言葉がとても印象的でした。
今後、超創造総合研究所は定期的に開催していきます!