高校デビュー
つい先日、大好きな会社の中途採用募集に応募した。
ただ、好かれたいあまりにかなり力んでしまった。
書類から伝わる鼻息で採用担当者の前髪を揺らせるほどに。
高校生活の飛躍を夢見た男子が入学前に髪を金髪にする。
それと似たような心情がうかがえる志望動機を書いた。
高校デビューするときの気持ちってこんな感じなのかな。
この歳になるまでその気持ちを考えたこともなかった。
思いがけぬ空回りに都合のいい自己肯定が必要になる。
そして世界に仲間を探していた。
そして高校デビューと揶揄された人たちに自分を重ねた。
そして自分で自分をデビューさせてきた人ってすげえなと思った。
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