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ほぼ日手帳への帰巣本能のようなもの

■モレスキンに居を構える現在

試行錯誤を繰り返す手帳とノート選びですが、今はモレスキンのウィークリーとノート(いずれもソフトカバーのラージサイズ)の2冊を持ち歩くのが一番しっくりきております。上の写真は、qan:saviのカバーに入れたウィークリーダイヤリーとラージサイズのノート。かつて「情報は一冊のノートにまとめなさい」という本が流行ったけれど「情報は一冊のノートにまとめられません」。手帳のメモページじゃ足りないし、分厚すぎる手帳は機動力にかけるし。ということで、これまでいろんな手帳やノートを使ってきましたが、現在の形に落ち着きました。

■モレスキンのいいところ

個人的にいいと思うところはまず、英語で印字された文字とその色の薄さです。情報として主張してくる度合いの程よさといったところです。他の手帳や国産の手帳だと、特に日本語だからはっきり文字の意味が識別されるので、自分で文字を書いた時(もちろん日本語で)に、ページ内の情報量が多い気がしてしまいます。あとはサイズと紙質含めた手触りですね。使うほどにくたっとして手に馴染むのは、シザーハンズの手がハサミになっているみたく?体とモノの機能が同化していくのを感じられます。

■手帳やノートの役割って

ちなみに、人の消費活動の心理を表すAIDMAの法則という言葉がありましたが、手帳の役割を同じように整理すると以下のようなものかと。アイムラの法則とでも言ってしまいましょう。

[消費行動におけるAIDMAの法則]

Attention(注意)→ Interest(関心)→ Desire(欲求)→ Memory(記憶)→ Action(行動)
[手帳やノートのAIMRAの法則]※勝手に言ってます
Attention(注意)→ Interest(関心)→ Memory(記憶)→review(振り返り)→Action(行動)

上のメモの行動の流れで重要なところってどこでしょうか。もちろん上流がないと下流もないわけですが、こと手帳やノートの役割と考えたら、やはりメモリーとレビューの部分、くっつけてみるとメモレということでしょう。なので、メモしたくなるか(メモできるか)、振り返りたくなるかというのはあとあと何かのためにと考えたら極めて重要なポイントです。だからこそ、どんな文房具を使うか、どんな字で書くかで、のちのち色々変わってきますね。ここを語り出すとさらに長くなるので割愛。

■で、ほぼ日手帳への帰巣本能

モレスキン愛を語りつつ最後はほぼ日手帳の話という謎の流れですが、結局、ほぼ日手帳のコンテンツ力はすごく、モレスキンもほぼ日手帳もどっちも必要だということです。大人になった今、モレスキンが自分の家族と暮らす場所で、ほぼ日手帳が実家のようなもの。ときどきほぼ日手帳を開かずにはいられません。語りかけてくるような温かさがあるし、孤独と向き合える都合良さもあるし、社会で汚れそうになった時に道を正してくれるような強さもある。で、よくわからないどーでも良いこともかける包容力。しばらく離れているとどこか栄養足りてないんじゃないかと思ってしまうような感覚。これってもうほぼ日手帳自体も立派な場所なんだってことです。不思議です。ということで、年末年始で帰省する方も多いと思いますが、手帳やノートも実家のような場所として持てたらいいですね。

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