「逃げる」が人生において大切な理由
社会において、何かを「続けること」が正義だという風潮が未だにあるように感じる。
現に、新卒で入社してから最低でも1年は続けろという世間的な風潮や、部活動を続けることを親に強要されること。
時代の流れが早い世の中になのにも関わらず、何かを「続けること」は今も変わらず、重要視されている気がする。
おそらく、この背景には、「続けること」で忍耐力がつく、成長ができるといった、俗世のステレオタイプ的な価値観が充満していることが原因な気がする。
もちろん、自分が選んだ選択を続けることで得られることは多分にあると思う。
しかし、何かを「辞める」、「逃げること」も「続けること」と同じくらい、重要視される世の中になって欲しいと感じる。
高校一年生の夏、私は人生で初めて、当時所属していた部活動を辞めた。
初めて、自分の選択から逃げ出した。
理由は、よくある人間関係というやつだ。
それくらい我慢しろ、我慢した先に成長があるなど、
昭和気質の方は思うかもしれない。
けど、私は逃げ出した。
もちろん、辞めた当初は後ろめたさもあり、少なからずプライドが傷ついた。
しかし、あの時の選択を一度も後悔したことがない。
「逃げる選択」をとって良かったと思う。
この記事を読んでくれている方の中には、
何かから逃げ出したいと思っている方もいるだろう。
無責任に聞こえるかもしれないが、
無理に我慢しなくてもいいと思う。逃げ出しても良いと思う。
世の中にはたくさんの選択肢が溢れ、自分の人生の進路変更など容易に可能なのだから。
自分の胸に手をあて聞いてみてほしい。あなたはどうしたいのか。