1+1=3になる世の中
数学は答えが決まっているから単純だ。
1+1=2、1×2=2。
答えがあるのなら間違いがあり、
どこが間違っていたのか、分析することができる。
しかし、こと人間関係に至ってはどうだろう?
1+1=2だろうか?
私達が取る行動に正解はあるのだろうか?
答えは否だ。
その人の感情、状況、性格。
それらによって、何を言うべきか何を言わないべきか判断しなくてはならない。
そして、その判断が正しかったかは一生分からない。
だからこそ、人間関係、ひいては生きることはとても難しいのだ。
よく相手の立場になって物事を考えろと言われるが、かなり難しいと思う。
だって、私が考えるその人とその人の本当の感情なんかリンクさせることができないからだ。
私なら、椅子を譲って欲しいと思う立場で、仮にその人に椅子を譲ったとして、私は年寄りじゃないと怒る人もいる。
かなり難しいと思わないか?
とは言いつつも、相手の立場に立って物事を考える思想はとても大事だ。
無闇な衝突は防げるし、相手から好感を得ることができる。
しかし、私は思う。
答えがない世界だからこそ、
自分らしく他人に接せればいいのだ。
無理に相手に優しくする必要もない。
本当の自分で接することで、その自分を理解してくれる友達ができる。
何も考えず、ありのままで生きればいいのだ。
人間って関係に正解などないのだから。