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明け方みたいな澄んだ空気

『ハローグッバイ』Galileo Galilei


「こんな時間にすみません でも夜が長すぎたので」と始まる『ハローグッパイ』。この曲はおそらく深夜というか、もはや明け方を描いた歌なんだろう。


きっと、24時間のうち一番静かな明け方の時間帯、薄暗いけど人の気配が少ない分、とても澄んでいる気がして、なんとなくきっとまた汚れていくんだろうなということも感じつつ、でもそのほどよく人の体温が抜けた空気が好きだったりする。


眠れない夜、高校生の頃はだんだん明るくなることが嫌だったけど、大学生になってからは、明け方が一番好きな時間になった。かといって、早起きは嫌いだけれども。早起きではあの空気感をあまり感じられない。夜更かししているからこそ、あの空気感の意味を感じられるとも思う。


綺麗なものと汚いものが共存するから、この世界が成り立つ。汚いものが悪いわけではない。けど、綺麗な自分でいたい。そういえばその矛盾を意識出来始めたのは、確かに明け方が好きになり始めた大学生の頃かもしれない。

Galileo Galileiが復活するというニュースを目にして、またこの『ハローグッバイ』を聴いた。ある程度大人になってからこの曲に出会ったけど、この曲を聴くと、明け方みたいな澄んだ気持ちになる。それは今も変わらない。


でも、なんとなく、矛盾を許しづらい世の中になってきてしまったなぁと、なんか遠くを見たくなるような気持ちになった。




とある曲について、簡単な言葉を添えて。

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