エンカウンター2で頒布した新刊についてのこぼれ話
2024年9月29日のNIKKEオンリーで当サークルが頒布した二次創作短歌本についての話です。
新刊の内容に触れます。
新刊の概要
ワードレス部隊のミハラとユニについて詠んだ書き下ろし短歌を20首。
装丁メモ
A5サイズ無線綴じ【横開き】
表紙の印刷:全面箔
箔の色:マゼンタサンド
表紙の用紙:GAクラフトボード 200kg - ムーンストーン
本文の色数:本文モノクロ
本文の用紙:書籍用紙 - 90kg(小説、漫画向け)
こぼれ話
1.5周年イベントから再開したNIKKEをプレイしていたところ、ミハラとユニという2人の関係性に強く惹き込まれてしまい……なにかを作りたいという衝動に駆られ生まれたのが今回の短歌本です。
何故短歌なのか?
当時、別のジャンルで短歌や川柳を初めて作り、大変楽しかったためです。31音という限られた言葉の中で2人を表現する楽しさ、読み手の受け取り方でまた作品の新たな一面が見つかるというのが短歌の楽しさだと私は思っています。
もともと言葉よりも場面が思い浮かぶほうで、絵を描くことが好きです。そして文字を書くことは苦手でした。そんな私にとって短歌はもっとも気楽に書ける文字創作として新しく創作活動の世界を広げてくれました。
表紙について
元々全面箔の本を作りたいな〜つくちゃお〜!となりキラキラです。
クラフト用紙と箔の対比が綺麗です。耐久性はあまり無さそうです。
入稿データが二値データのみだったので、普段厚塗りで絵を描いてるものとしては白黒のパキッとした絵を書くのが大変でした。あと、女の子描くの久しぶりすぎてカワイイとはなにかを考えさせられました。
ポーズは"ワードレス"なので言わざるポーズ。
イベントで表紙に目が行くと言って貰えて嬉しかったです!
箔にも色々種類があるので、また作りたいな全面箔表紙。本文について
1ページに2首ずつ、挿絵という構成。
2首をゆったりと詠めるといいなという気持ちで余白を多めにしています。
最後のページの2首以外は、「いちごつみ」という遊びで詠んでいます。
先に詠んでいる短歌から語彙を1語摘んで、短歌を読み繋いでいくという遊びです。
そして、最後のページの2首は「折句」となっています。冠折句となっていてそれぞれの句の1音をとって詠むと、「みはら ゆに」「わあどれす」という言葉が浮かび上がってくる短歌となっています。最後に
先にも言いましたが、短歌は読み手の数だけ解釈が存在するので読んで感じた自分の思いや感想を大切にしてほしいです。(こっそり教えてもらえると嬉しいです。)
短歌は私も始めたばかりですが、31音という制限の中で如何に何を表現するかというのがとても楽しいので、是非つくってみてほしいです!
最後まで読んでいただきありがとうございました。