古金工獅子目貫② 動きを捉えた一瞬の一コマ
後藤家の作など2代以降は得てして構図が決まっており、一匹獅子ならこう、二匹獅子ならこう、這龍ならこう、と大体同じデザインかつ金無垢or赤銅と相場が決まっている。
這龍など如何に構図がそっくりかはこちらのブログを見て頂ければ分かるかと思う。
こうした型にはまった2匹獅子の構図などをしばらく見ていると何代の作かを知りたくなり、つい細部の鏨運びや眉毛や顎の形、足の太さなど、細かい所ばかりを見てしまいつい忘れてしまいがちであるが、いずれもある一瞬の動きをデザインしたものであり、例えば二匹獅子であれば二匹の獅子が楽しそうに遊んでいるその一瞬、1コマを描き出している。
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