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刀身アクセサリーで黒錆実験①

2年程前に現代刀匠の方に刀身アクセサリーを製作頂いたのですが気に入っている事もあり、元々ストラップであったものを現在は紐を変えペンダントトップとして時々使っています。

もともと赤錆が付きにくいように黒錆加工をして上から透明ラッカー塗装がされていたようですが、現在ではそのラッカーは恐らくほぼほぼ取れたのではないかと。

黒錆もなかなか食いつきづらいのかこの3年で表面に見た目上付いたものは結構取れ、先の方に黒錆が残る程度になりました。(とはいえこの黒錆も擦ると布に黒い色が付着してしまうのでいずれ取れてしまうと思います)
この状態はこの状態でこの黒錆の部分が刃文ぽくもなっており意外に好きだったりするのですが、どうせなら茎の理想的な錆色を目指していきたかったり。
ただ自然に待っていては300年位必要なので間に合わない。
という事で一度綺麗に黒錆を付け直してみようか検討中です。
思考錯誤の過程で意外に刀購入や鐔購入に役立つ知識が手に入るかもしれません。

とはいえ実際の茎の黒錆の付け方などは職人さんの企業秘みたいな所が多く、当然ネットなどにも載っていません。
なのでまずはよく言われるような鍋に緑茶を入れて漬けて放置、という事を実験としてやってみようかなと思ってみたりしています。
工程や黒錆が付く理由などについては以下の動画が分かりやすそうです。


しかしその為にはまず赤錆を付ける必要がありそう?なので、その方法を模索しないといけないですね。
ネットには塩素消毒した水道水であったり塩水につけておくと良い、なんて書かれているのを見かけましたが本当でしょうか。

赤錆が無い状態で黒錆を付けるには「高温900度で加熱」が良いとも見ます。高温で加熱する事で表面に酸化皮膜をまとう化学変化が起こるようです。
以下の方の動画などでは大きな鐔をバーナーで加熱した後に緑茶に付けて…などの話もありました。

まずは赤錆など付けずに緑茶に漬けてみるとどうなるのかなどから、落ち着いたタイミングで実験などしてみようと思います。


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それでは皆様良き刀ライフを!

↓この記事を書いてる人(刀箱師 中村圭佑)

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