見出し画像

時代の上がりそうな鉄鐔について

前回は「鐔の良い鉄味」について書いたので、その続きで今回は時代の上がりそうな鉄鐔について思う所を書いてみる。

鉄鐔は早くは古墳時代から登場しているが、普通の丸鐔のものは古刀匠や古甲冑師に極められたもので室町時代からという鑑定が通説である。
しかし実際、江戸期頃には大量に写し物が作られたというし、古く見せるためにわざと土の中に埋めて朽ちさせるなどの話も聞く。
故に鑑定書の付いた物の中には江戸時代以降の写し物も沢山あると警戒して見ておくには損は無いように感じる。

時代を捉えるのがかなり難しいのが鉄鐔であり、私自身も見極められる自信も未だあるわけではないのであるが、これはやはり室町初期かそれ以上にまで時代が上がる鉄鐔では無いかというものを最近見つけたのでメモ代わりに書いてみる。
それが以下である。

ここから先は

1,356字 / 5画像
このマガジンを購入すると過去記事も全て見れるようになります(単体購入記事以外)。初月無料なのでお気軽にご登録ください。 またまずは月に2~4回程を目標にここでしか読めないディープな内容も書いていく予定です。 このマガジンについて機能を探りながら出来そうな事をどんどんやっていくつもりです。読者限定の交流会(鑑賞会)などもやります。

日本刀の奥深さや面白さ、購入するに当たって持っておいた方が良い知識などについて日々発信しています。 今まで820日以上毎日刀についての記事…

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?