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白鞘袋に付ける木札
白鞘袋に付ける木札という物があります。
刀剣店や刀を多く所有する個人の方で鞘から刀身を出さずとも中身が分かるようにする為の工夫でもあります。
この木札の形はまさに人それぞれでとても楽しいので紹介します。
所蔵刀剣の刀袋と作者名の木札、私の落款と通し番号を記した木札を結ぶ紐。
— 悠樂菴 (@gouyosihiro) March 6, 2022
まちまちだったので緑色と橙色の根付紐に替えました。結び目も無くなりスッキリ、統一感もあっていい感じになりました。
気に入って入手した刀剣は、見栄え良くしたいです。 pic.twitter.com/ZE6MVgjwWA
やはり木札は良い^_^
— ガルム (@3CV9DtcqfjJKUjC) July 24, 2021
打ち上がった助光刀にも
付けます^_^ pic.twitter.com/h7Ku9lkyWP
富山県高岡イオンに木札を作ってくれる店が9月17日まで来ています。
— 悠樂菴 (@gouyosihiro) September 7, 2019
則重、江の刀袋に付ける札を作ってもらいました。表裏に文字を入れてもらって1枚1000円有り難い!
早速、取り付けます。
9月17日までやっています。お手持ちの刀に専用の札をつけたい方!是非!#刀剣 #日本刀 #富山 pic.twitter.com/apxG6fLjIZ
所持刀の銘を木札ストラップにしてみました!(笑)
— カズ~ン (@kazuuun_002) December 23, 2019
それぞれの刀に付けて名札にしようと思います!(^^) pic.twitter.com/7E6IHdoTCU
こういう浮き出したような彫もとても素敵ですね^^
尚こういう木札は昔から付けられていたようです。
伊東巳代治(いとうみよじ)伯爵は、愛刀家としても知られ「大般若長光」をはじめとして多くの名刀を蒐集しました。
— つるぎの屋@日本刀買取専門店 (@tsuruginoya) March 4, 2021
蔵刀には、必ず鞘書と付札があり、特に木札には緻密な文字が記されており、翁の性格が伺えます。
短刀 南紀重国 伊東巳代治翁旧蔵 pic.twitter.com/ZLrg6qAbu4
大名家の白鞘には例えば尾張徳川家なら「仁壱ノ壱(仁1-1)」、伊達家なら「春二号 貞宗」のように蔵刀番号など書かれて管理されていたものもありますが、木札もきっと同じような発想なのでしょう。
他にも木札は所有者の愛着の表れなのかもしれません。
助廣大鑑に所載されており、それが前の持ち主の自慢だったのだろう。刀袋の木札に、所載が細かい字で詳しく記録されている。余程の愛着があったのだろうと見えたので、木札はそのまま使用し、刀袋のみ新品に交換した。
— トムトムさん (@28Vs2hpNO1nFLiw) March 7, 2022
以前お借りした大慶直胤の脇差にもとても凝った木札が付いていました。
なんと樋の再現だけでなく、書体も似せて書かれています。
また、こんなことも。
アメリカミネソタ州の男性が所有していた刀に紐で結ばれた木札の画像をネットの掲示板に投稿し「この木札は何だろう」とコメントを添えたところ、日本人男性が気づき反応、所有者の方が返還の意思を示し日本に戻ってくるという事案まで!
木札がきっかけでこんな事もあるんですね。
私は現在5振程度なので木札無くても問題ないのですが、せっかく手に入れた刀なので何か自分だけの木札を作って付けてみるのも愛刀家冥利に尽きるかもしれませんね^^
今回も読んで下さりありがとうございました!
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それでは皆様良き御刀ライフを~!
↓この記事を書いてる人(刀箱師 中村圭佑)