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白鞘袋に付ける木札

白鞘袋に付ける木札という物があります。
刀剣店や刀を多く所有する個人の方で鞘から刀身を出さずとも中身が分かるようにする為の工夫でもあります。
この木札の形はまさに人それぞれでとても楽しいので紹介します。


こういう浮き出したような彫もとても素敵ですね^^
尚こういう木札は昔から付けられていたようです。

大名家の白鞘には例えば尾張徳川家なら「仁壱ノ壱(仁1-1)」、伊達家なら「春二号 貞宗」のように蔵刀番号など書かれて管理されていたものもありますが、木札もきっと同じような発想なのでしょう。
他にも木札は所有者の愛着の表れなのかもしれません。


以前お借りした大慶直胤の脇差にもとても凝った木札が付いていました。
なんと樋の再現だけでなく、書体も似せて書かれています。

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また、こんなことも。
アメリカミネソタ州の男性が所有していた刀に紐で結ばれた木札の画像をネットの掲示板に投稿し「この木札は何だろう」とコメントを添えたところ、日本人男性が気づき反応、所有者の方が返還の意思を示し日本に戻ってくるという事案まで!
木札がきっかけでこんな事もあるんですね。


私は現在5振程度なので木札無くても問題ないのですが、せっかく手に入れた刀なので何か自分だけの木札を作って付けてみるのも愛刀家冥利に尽きるかもしれませんね^^


今回も読んで下さりありがとうございました!
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それでは皆様良き御刀ライフを~!

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↓この記事を書いてる人(刀箱師 中村圭佑)

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