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茎の錆色と具合
刀身に50の情報量があるとすれば、刀の茎にも50かそれ以上の情報量があるような気がするが、買い始めの頃はどうしても華やかな刀身、つまり刃文や地鉄ばかりに目がいき茎鑑賞とでもいうべきものをまるでしていなかったように思う。
鎬線の繋がりが狂っていないかなどは見ていたものの…。
確かに鎬線の繋がりなども大事だが、最近思うのは鎬線のずれにしても偽銘などの銘消しにしても、何かしら茎や銘を削ったり加工したり弄れば茎は部分的にでも一度銀色になるのであり、それを隠す為に再度錆を付け直す必要がある。
つまりどんなに上手く加工しても錆の色味や具合が少し変であれば何かしらあるのではないかと疑いを持てる可能性があるのではないか。
勿論上手い錆付けは修復行為でもあるので全てが悪いとは思わないが、最近以下のように茎の錆色が区あたりで明らかに変わっている物を見る事が多い。
最近増えたというわけではなく、恐らくそうした部分に自分自身目が行くようになったから気付くようになっただけかもしれないが。
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