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2022年「霜剣堂」新春日本刀展示即売会

毎年私の恒例行事になっている霜剣堂さんの展示即売会。
ということで2日に渡り行ってきました。今回は暖簾の色が赤に変わっていました。

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店頭の刀はなんと源清磨。
源清磨銘は清磨の晩年作に見られる銘で、嘉永3年というと清磨が亡くなる4年前の作でしょうか。
源正行銘は相州伝の激しい作風が多く、晩年の清磨銘になると少し大人しい作風になるそうですがいやはや豪刀。

①という事でさっそく店内へ

事前に頂いたハガキを受付の方に出して中に入ります。
ハガキが無い場合は入口で署名すれば入る事が出来るので、初めてだから入れないという事はありません。
コロナ以降アルコールをしてビニール手袋を付けて店内を周るスタイルになっていますが、これがなかなかに怖い。
手袋を付けて鑑賞する機会が無いので、刀を持つ時に引っかかったり滑りそうになる。自分の刀でも緊張しそうだが売り物を持つときは一層緊張する…。

店内には前回にも増して刀がびっしり。
前回は以下の②と③の部分にガラスショーケースが何台か並んでいたのですが、今回はそれらが撤廃されその位置にひな壇ができ、刀がびっしりと並んでいました。
店内は大体のイメージですがこんな感じだったでしょうか。

②店内の雰囲気

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受付すぐ横の①には短刀の名品が並んでいます。古刀から新刀まで幅広く並んでいたのでさっそく目の保養になります。
黄緑色の箇所(②~③)には50万円~150万円くらいまでの太刀、刀、短刀が並んでいた気がします。飾ってある状態で映りなどが楽しめる作もあり、ここだけでも見るのに結構時間が掛かる。
②の短刀コーナーには美濃物や備前などの古刀や新々刀の特保位までの短刀が並んでいた感じでしょうか。
大慶直胤の短刀は地鉄が好み、春光なんかはシュッとしていて姿が好み。金梨地に家紋が蒔絵で入った拵えもカッコ良い。

壁沿いに歩いて行くと④には新刀や新々刀の打刀や脇差が中心に並びます。
こちらはグレードが上がり、疵なども減り状態も良く鑑賞に浸れる作が多く並びます。拵付の物も多いので、拵え付の物を探している人には良いかもしれない。
以前帝国ホテル店で拝見した地鉄の美しい埋忠系統の大江慶隆もあった。
何度見ても地鉄が冴えている。癒される。

そして黄土色で表した奥の名刀エリア。
こちらは重要や特重などが並びます。いわゆる博物館級の刀。参考出品の物もあるらしく全てが販売しているとは限らないらしい。
今回は新刀や新々刀などが多かった気がします。
肥前刀や助広などをはじめ、刃と地鉄の冴えが凄い。見すぎると目が肥えて後が不幸になるので注意。
古刀は備前が多めでしたが、山城、大和、相州などもありました。でも美濃は無かったような。更に進むと圧巻の4振が鎮座しています。
この名刀エリアも霜剣堂さんの即売会の名物?なので、これは是非直接見に行かれてみてください。
受付近くには格安コーナーもあり、5~10万円台から刀が置いてありました。
居合などをやられる方向けなのかもしれません。

③終わりに

どこのエリアもライトがしっかり当たっているので手に取らなくても刀の刃文や地鉄が綺麗に見えるのはありがたいです。
以下の写真はお店の方にお願いして特別に撮影させて頂きました。(店内写真NGです

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ざっくりですがこんな感じでしょうか。
平日は午前中が比較的空いていてお昼時から込んできました。
明日から3連休なので混むことが想定されますが、刀の栄養が足りていない方は是非行かれてみては如何でしょうか。(霜剣堂さんの即売会は1/10まで行われています)

そういえば昨日雪が降ったので今日の朝はツルツル滑って大変でした。
夕方帰るころにはもう殆ど雪が解けていたので明日はもうツルツルしないでしょう…。

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それでは皆様良き御刀ライフを~!

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