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刀の鑑定書をじっくり見る(保存、特保編)

刀や刀装具には日刀保の鑑定書が付いている物が多いです。
これはその物が本物かどうかを示す大事な物である事は言うまでもなく、あるかないかで値段にも大きく影響を及ぼします。
そんな事もあり、オクなどでは鑑定書そのものを偽造して出品する人もいるので鑑定書自体を良く知っておく事も大切です。
通常の刀剣店などで買う場合は鑑定書の偽造などないのでご安心を。
刀剣店の方もその辺り凄くしっかりと見ているようですよ。

という事で今回は保存刀装具(刀剣)鑑定書と特別保存刀装具(刀剣)鑑定書をじっくり見てみます。
鑑定書には偽造防止の工夫などもされており、え、そんなところに?!と驚く方も結構多いと思います。
是非この機会に参考にされてみて下さい。

因みに鑑定書の発行年が古い物はここに掲載されている物と異なる場合もあると思います。違うから偽物、と決めつけないようにはご注意ください。
あくまで現在発行されている鑑定書がどうなっているかの参考にされてみて下さい。


①保存鑑定書をじっくりと

以下は平成31年度に発行された保存刀装具の鑑定書になりますが、平成22年からは同じことを確認しています。それ以前は申し訳ありませんが手元に鑑定書が無く確認が出来ませんのでご了承ください。

薄い黄色の厚紙に指定品の写真と文章が記載されています。
裏面は所有者の名前が書かれていますが、流通の過程でこのように消されていることも多いです。

ではこの鑑定書をじっくり拡大しながらポイントを見てみます。

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