京金工極めの理由を探る
先日大刀剣市にて手に入れた真鍮鐔を改めて鑑賞。
横81×縦85×切羽台厚3.5(耳厚4.5㎜)
この手の鐔は時々見るもので大体「古金工」の極めが付いています。
しかしこれには「京金工」の鑑定書が付いていました。
京金工という事は恐らく江戸時代頃のものとして鑑定を受けたという事になります。
購入時から感じていた「なぜ?」という疑問を探るため改めてじっくり鑑賞してみます。
まず「鐔+小柄 目貫 笄 縁頭 私のコレクションⅡ(著:平地茂雄)」には似た鐔が掲載されています。
続いて、「刀装具の起源(著:笹野大行)」には年期入りの物が掲載されています。
続いて、草薙の舎さんのサイトには同地の古金工鐔が掲載されています。
今回はこれらの3種と見比べながら話を進めていきます。
また古い刀装具を集めているコレクターの方からもこの辺りが本歌とは違うのではとメッセージ頂きまして、その辺りの話も絡めさせて頂きます。
・刻印について
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