【体幹】安定性向上のためのテスト5選
スタビリティトレーニングの効果について
スタビリティトレーニングは、慢性腰痛をはじめとする疾患を対象にした介入方法です。特に、腰部不安定性を認める腰痛患者に対しては、体幹を安定化させることを目的としたスタビリティトレーニングが効果的と言われています。加えて、スポーツパフォーマンスの向上にも寄与すると言われています。
以前にパフォーマンス向上目的おすすめエクササイズ~下肢編~というお話をさせて頂きました。まだ見ていない方は、この記事を見終わった後にご覧ください。
最後にもう一度リンクを貼っておきますね。
【パフォーマンス向上目的おすすめエクササイズ~下肢編~】
https://note.com/katalog/n/n5d5b143ca442
エクササイズをするにしても、徒手介入にしてもまずは患者の状態把握が必須であり、前後比較をできるようにするためのコントロールを用意しておく必要があります。
そうしないとセラピストが評価を行う意味がなくなってしまいますよね。
それだけでなく、患者に前後でのパフォーマンスの違いを認識してもらいやすくなり、治療効果も得やすくなります。
治療目的や治療効果についての説明も説得力が増し、患者からの信頼も得られやすくなります。
今回は、エクササイズ指導をするにあたり、安定性を評価するためのテストを5つご紹介いたします。
ぜひ皆様の治療のお役に立てると幸いです。
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しっかり最後までご覧になってくださいね。
では、本編に参りましょう。
腰部体幹の安定性を評価するテスト
○股関節伸展運動テスト(prone hip extension test:PHE)
腹臥位での片側股関節伸展運動時における腰部運動を観察します。陽性の場合、股関節伸展運動時に過度な骨盤回旋や腰部伸展運動が確認できます。
股関節伸展運動時に対側脊柱起立筋と多裂筋の活動開始が遅延すると歩行立脚後期の股関節伸展角度が小さいという報告があります。つまり股関節伸展運動が小さい分、骨盤の前傾角が増大するので腰椎骨盤帯の過剰な運動が起こってしますのではないかと考えられます。
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