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〜ちょっと休憩〜    元イベントデザイナーが綴る「マルシェ企画運営のリアル」


「来客数10人の現実から学んだこと」

はじめまして
元イベントデザイナーのYUKAです。

サラリーマン時代は
展示会や見本市の
イベントデザイナーとして
メインは会場設営を施工していました。

時にイベンター・広告代理店とともに
イベント自体の組み上げ方を
間近で見させていただいたりして
「ほぉ〜、こんな感じでイベントって
作られるんだぁ〜」と実感していた
いわば、降りてきたものを制作する
オペレーターメインのデザイナーでした。


フリーになってから
今までの経験をもとに
展示会や見本市の規模ではなく
小さな地元のマルシェを
実際に企画運営してみました。

しかし、デザインする側から
自分自身が運営する側になった時
私は全くの無力さを感じます。


マルシェ開催に向け
期待に胸を膨らませて
募集したものの
当日来店のお客様は
たった10名。


午前中
人が来ないために
どんどん表情が暗くなる出店者さん。

もちろん個々の集客が足りなかった面も
あるのですが、
どうしてこんなに人が来ないものか。

私は、
ついにその場にいられなくなり
数十枚のチラシを握りしめながら、
駅前まで走って行きました。

「このまま集客ができなかったら
この出店者さんたちどうなるんだろう…」


出店者さん各位に
申し訳ない気持ちと
自分の無力さに
今にも泣き出したい
そんな気持ちでいっぱいでした。


失敗の原因はすぐに分かりました。
それは私を含め、イベントに関わる
全ての方々が「人任せ」だった事です。

イベントのデザインや飾り付けはできても
商品や出店者ブースイベント自体を
アピールする力が足りなかった。

出店者さん各位に
どのような感じで、具体的にどのくらい
集客してほしいかを伝えきれていなかった。


このような原因全てが
「誰にも見つけてもらえない」
そんな現実状況を引き起こしました。




当たり前のことですが
気づいた時は、すでに当日。

出店者の皆さんへの行動要請不足と
自分の集客計画の甘さに
目の前が真っ暗になるほどショックでした。


結局、
この日のマルシェは
出店料を出店者さん全員に全額返金し
当日しか使用できない商品は
友達や親戚に頼み込んで
できる限り買い取ってもうことに。

この苦い経験を糧に
「失敗の原因を追求改善し、次からは
絶対に成功させる!」
「私を信じて来てくれた方々のお店を
マルシェきっかけで人気店に変える!」
と心に決めたのも
この時の経験が大きいです。


「改善のためにやった3つのステップ」

SNSをフル活用する
他の出店者さんとインスタライブで交流したり
「この商品ができた背景」や「自分の失敗談」を
インタビュー形式で話すなど、
インスタグラムでしか知り得ない
裏話で親近感を沸かせるようにした。

自分だけの努力でなく、出店者さんにも
積極的に来場見込み者へのアプローチを
してもらう。

実施することによって、
出店者さんはフォロワーさんから
直接応援メッセージをもらえることが
増量しました。

会場でのコミュニケーションを意識した

初めての来場者や、
別の出店者目当てで来場の方には
「何かお探しですか?」と
笑顔で話しかけたり

目的来店のお客様には
「〇〇のブースも素敵でしたよ!
立ち寄ってみてくださいね!」などの
ティーアップをしてもらうようにしました。

リピーターの方には
「前回の商品、いかがでしたか?」
と聞くことで
1対1を認識させ、信頼関係向上に
努めました。


こうした細かい改善を
みんなで実践し続けた結果。

2回目の運営では来場者が
前回の20倍に!

さらに、
各出店者さんの売上が目標の120%を達成

私だけでなく、出店者さんも集客に専念して
くれた結果が数字に現れる現象を痛感しました。

「イベントを成功させるために」


マルシェ企画運営は簡単ではありません。
でも、
マルシェ出店は
自分の工夫と努力次第で
どんどん結果を変えることができます。

まずは出店を経験し、
小さな目標を立てること。

仲間や支えてくれる誰かのおかげ
今の環境が成り立っていること。

多くの仲間に頼ることができる
一人では、成し遂げられないような
大きなことも
トライアンドエラーの繰り返し
大きな成功を成し遂げられること。

いずれも今すぐにできることでは
ありませんが
今できる、小さなことから一歩ずつ
コツコツと始めてみるのが良いと思います。

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YUKA
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