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蘭嶼~黒潮に洗われるタオ族の島(片倉佳史)


日本台湾交流協会機関誌『交流』
不定期連載「片倉佳史の台湾歴史紀行」 連載第9回目
2018年6月執筆

蘭嶼は太平洋に浮かぶ孤島である。群青色に輝く海原に囲まれ、歴史的に長らく外界と途絶した環境にあった。今も、他地域では見 られない独自の文化が育まれている。今回はこの蘭嶼について紹介してみたい。

蘭嶼(ランユィ・らんしょ)は台湾島の東南に 位置する島である。台東から約 82 キロ離れた沖 合にあり、面積は 48.4 平方キロと小さいが、北に 位置する緑島に比べると、3倍程度の広さである。 地勢は険しく、海岸線のほぼ全てが岩場となって おり、沿岸部を除くと、島全体が山岳のような状 態である・・・

https://www.koryu.or.jp/Portals/0/images/publications/magazine/2018/6/rekishi%20new.pdf


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